二十一話 出来心 ページ22
「嫌がらせ?」
奪って見せろと言うくせに奪わせようとしない宇髄にAは段々と苛立ちが募っていた
「ちっこいなお前。ほら、あと一分以内に奪わないと一生返してやらないぜ」
「いつから時間制になったんだよ!」
Aは宇髄の隊服を掴んで必死に手を伸ばすがやはり届く兆しは無い
どうしようと頭を捻らせAは勢いをつけて宇髄の首元に飛び込んだ。しかし宇髄の首に抱きつけたのは良いものの足がつかず片手を離したら下に落ちてしまいそうで余計に刀を奪いずらい状況に自ら追い込んでしまった
宇髄は数を数え始めた
それでも必死に腕を伸ばすA
「時間切れだ」
宇髄はAを片手で掴むと首から降ろした。Aはそれを見てなんという馬鹿力だと関心する
「っっ!!」
宇髄は刀を元の場所に仕舞い身体を壁から離すとAの腕を掴み壁に押さえつけた
「何すんだよ!」
「お前には聞きたいことが山程ある。まぁお館様の元に連れていく事が先だけどな」
Aは足をばたつかせて離れようとするが宇髄の力に適うはずも無かった
「俺から刀を奪い返したなら多少は関心するが、なんだ、ただの弱っちい子供じゃねぇか」
宇髄は暴れるAを押さえ込んでAの顎を掴むとゆっくりとAの耳元に口を寄せた
「なぁ、お前、どうやって鬼に取り入った?」
「…っ!」
宇髄の言葉に大きく瞳を見開く
この男は俺を知ってる
宇髄は急に大人しくなったAを可笑しく思ったのか、くくっと笑った
そして、ペロリとAの耳を舐める
「ひゃあ!」
Aは宇髄の行動が理解出来なくて尚更暴れた
しかし宇髄はそれをいとも簡単に抑え込む
宇髄の舌はAの耳を何度も舐め上げ耳の中へ
と侵入した。くちゅりと嫌な音が耳から聴こえる
「やぁ、…っや、めろ、やだっ」
今まで感じたことの無い感触にAは腰が震えて録な抵抗も出来ず宇髄にされるがままだ
宇髄は顔を赤らめ自分の手を握りしめるAに少し可愛いと思った。元々顔の整ったAは見る人から見ればそういう対象に入るだろう。しかし宇髄にはそんな趣味は無い。ましてや相手は子どもだ
この行為はちょっとした出来心からであって、断じてそういった趣味からでは無いと思うが少し歯止めが聞かなくなった所もある
宇髄はやっとAを離す
「このっ!!変態野郎!!」
宇髄に向かって蹴り挙げられた足は簡単に交わされた
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あんこ(プロフ) - あ、あの…ホームページの方を今読んできたのですが…占ツクのも、そちらの方も、尊くて死にそうになりました…今回の占ツクの方の更新すごく嬉しかったです。更新、無理せず頑張ってください! (2019年11月6日 1時) (レス) id: c12f380ffd (このIDを非表示/違反報告)
聡舍(プロフ) - 非常食の玲音__腐__低浮上さん» ありがとうございます!!! (2019年11月5日 18時) (レス) id: 8706bb80e6 (このIDを非表示/違反報告)
非常食の玲音__腐__低浮上 - やっぱりいいですね、、、この小説()とても好きです(白目) (2019年10月24日 21時) (レス) id: 8d59e0f155 (このIDを非表示/違反報告)
聡舍(プロフ) - にゃさん» わざわざホームページから飛んできて下さり感謝です!こちらではホームページとは内容が違いますのでこちらもホームページの方も楽しんで頂けたら幸いです♪ (2019年10月19日 19時) (レス) id: 8706bb80e6 (このIDを非表示/違反報告)
聡舍(プロフ) - 非常食の玲音さん» ありがとうございます♪♪ (2019年10月19日 19時) (レス) id: 8706bb80e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:聡舍 | 作成日時:2019年8月15日 16時