君には迷惑をかけない (ページ15)

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ホントのこと。　完全蛍目線ページ15

最近、〇〇と話せていない
でも、全部僕のせい

でも、しょうがない

こうしないと〇〇が危険だから

ある日
ゆりあ「けいくぅーん！」

蛍「はぁ、何？」

ゆりあ「一緒に登下校してぇ！」

蛍「え？嫌だけど」

ゆりあ「えぇー、じゃあ〇〇ちゃん、どうなってもいいの？」

蛍(この人、本当に何かしそう)
「…じゃあ今日だけだからね」

そう言って、〇〇にすぐに伝えた

「ごめん、今日、一緒に帰れない」

〇〇は作り笑いをして、答えてくれた

ごめん

それから、どんどん〇〇のことで脅されて
〇〇と話すことも禁じられた

だんだん〇〇が僕から離れて行くように感じた

しかも、〇〇は最近、すごく告白をされている
だから、まずいと思った

〇〇が他の人に取られたら？
そんな不安がいつもあった
でも、きっとそれは〇〇も同じ気持ちなんだろうな

山口に相談したら、〇〇と話すのがいいと言われ、そうすることにした

あの人は山口の作戦でずっと話してもらっている

放課後、1人で帰ろうとしているいる〇〇の腕を掴む

蛍「〇〇」

〇〇「え？」

久しぶりに見る大きな瞳が僕の心を揺らす
〇〇、ほんとにごめん
もっと、他にやり方は色々あったのに
こんな僕を許してくれる？

今日で絶対、仲直りをする

そう思いながら〇〇を屋上に連れ出した