♯14 ページ14
〜A小学校５年生〜
「ねぇねぇAちゃん！」
『なに？』
ある日、クラスの女の子達が声をかけてきた
その頃、特に親しい友人などはいなく
いつもキヨと一緒にいた
「あのさぁ、最近気になってたんだけどさぁ」
彼女等はあたしの目をまっすぐに指差した
これが、あたしの秘密だった
いや、将来秘密になるものだった
この頃のあたしは、この事をなにも気にせず、今は隠している片目だって見せていた
両目、しっかりと
彼女はなにか、汚いものを見るような目であたしを見つめた
．
「なんでAちゃんの目って、左右で色が違うの？」
．
「なーんか変だよね」
「うん、なんかさ…気持ち悪い」
その瞬間、理解した
確かに、他の子は皆両目同じ色だ
それに比べ、あたしの目は右が青、左が赤だった
所謂、オッドアイってやつ。
あたしも薄々感じてはいた
皆と違う。あたし一人だけ。
皆と同じでは、ないんだ
この言葉をきっかけに…
あたしへのいじめが始まった
教科書を隠されたりするのは日常茶飯事だし
時には靴だって隠された
その日はキヨにおんぶしてもらったっけ。
キヨは、キヨだけはあたしを守ってくれた
もともとあたしの目に理解があったし、小さい頃からずっと仲良しだったからってのもあるかもしれない
でも、それが更にいじめを悪化させた
「キヨ君に近づくな」「守ってもらって、お姫様きどり？」
キヨはモテるから、余計にひどい
このままじゃ、キヨにも危害が加わるかも…
そう思ったあたしは
外の世界と、関わることをやめた
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夜桜きょう(プロフ) - るりさん» ありがとうございますっ！展開的に無理矢理すぎたかな…と思ってましたが、安心しました！これからもよろしくお願いいたします！ (2016年4月2日 20時) (
レス) id: ea7f3681d4 (このIDを非表示/違反報告)
るり(プロフ) - とっても面白いです！これからも更新頑張ってください(*^^*) (2016年4月2日 20時) (レス) id: 6518ba688c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももぐみ。 | 作者ホームページ：http://tukasan
作成日時：2016年3月27日 22時
