♯13 ページ13
キヨ「おーい、A？大丈夫か？」
あたしの顔の前でキヨが手を振る
あたしは震えた声で返事をした
『だ、大丈夫じゃないよ…皆の、視線が…』
平和組(多分そうだから)の四人のおかげで平気になったと思ったけど…
やっぱり人の視線が恐い
自分はどう思われているのか
自分はどう言われているのか
その事を考え出すと、止まらなくなってしまう
負のスパイラルって奴だ
するとレトルトさんが不意に聞いていた
レト「そういや、Aちゃんの引きこもりの原因ってなんなん？」
その言葉を聞いて、肩がピクッと動いた
あたしだけじゃなくて、キヨもだ
レトルトさんはおろおろして声を出した
レト「あ、えっと！なんかいかんこと聞いた！？」
『えっと…』
なんとなく言葉につまってしまう
キヨの方をちらりと見ると、悲しそうな目をしていた
キヨ「A…？」
言いたいことは大体わかる
きっと、話せるかって聞きたいんだと思う
あたしは…
『あのね、３人になら話していいと思うんだ』
キヨを見つめてはしっかりと言った
いつのまに自分がこんなに他人を信用するようになったのか
キヨの目からは涙がこぼれていた
キヨ「…おうっ！俺も、いいと思うっ…！」
キヨの頭を撫でながら、あたしは口を開いた
『えっと、大分長くなっちゃうけど…聞いてほしいんだ。あれは、小学校５年生の頃から始まったの…』
＊＊＊
次から過去編入ります！
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夜桜きょう(プロフ) - るりさん» ありがとうございますっ！展開的に無理矢理すぎたかな…と思ってましたが、安心しました！これからもよろしくお願いいたします！ (2016年4月2日 20時) (
レス) id: ea7f3681d4 (このIDを非表示/違反報告)
るり(プロフ) - とっても面白いです！これからも更新頑張ってください(*^^*) (2016年4月2日 20時) (レス) id: 6518ba688c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももぐみ。 | 作者ホームページ：http://tukasan
作成日時：2016年3月27日 22時
