♯2 ページ2
『やだっ…』
布団の中で震える体
まるで底知れない恐怖に襲われるようだった
母「あら〜××君！久しぶり！Aなら上にいるわよ」
母の声が聞こえる
どうやら、アイツを通してしまったようだ
あたしはよりいっそう、布団を握る手に力を込めた
ガチャっ
音をたてて開かれる扉
？「おーい、A〜？いるんだろ？…そこか」
アイツはあたしを見つけたのか、こちらに足を進めてきた
そして、布団がめくられる
？「よっ！久しぶりだな！」
『…キヨ』
あたしの顔をのぞきこむコイツはキヨ
あたしの隣に住んでいる、所謂幼馴染みってやつ
『…今さらなにしに来たの？まさか学校に連れてくなんて言わないでしょ…』
キヨ「お、ドンピシャ！あったり〜♪さ、着替えろ！」
そう言ってキヨは目を両手で隠した
当のあたしはそんなキヨを冷たい瞳で見つめた
『…どういうつもり？いきなり、なんなの？今さら学校行こうとか、無理に決まって…』
声が掠れる
すでにあたしの心は学校への恐怖で埋め尽くされていた
キヨ「お前さぁ、ずっとこのままのつもり？…俺は嫌だ」
『…なんで。キヨに関係ないじゃん』
キヨ「俺は、お前が苦しむのは嫌だ。だから…」
『だったら尚更学校なんて行かないよ！』
自分でもビックリするくらい大きな声が出た
キヨは真剣な目付きであたしを見た
キヨ「…俺は、お前が死ぬ方がマシっつぅんなら連れてかねぇ。でも…少しでも可能性があるなら、賭けてみたい」
『可能性なんて、あるわけないじゃん…』
アノコトを理解してもらえる可能性なんて、ゼロに等しい
絶対無理だ
あたしは…３度目はごめんだ
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夜桜きょう(プロフ) - るりさん» ありがとうございますっ！展開的に無理矢理すぎたかな…と思ってましたが、安心しました！これからもよろしくお願いいたします！ (2016年4月2日 20時) (
レス) id: ea7f3681d4 (このIDを非表示/違反報告)
るり(プロフ) - とっても面白いです！これからも更新頑張ってください(*^^*) (2016年4月2日 20時) (レス) id: 6518ba688c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももぐみ。 | 作者ホームページ：http://tukasan
作成日時：2016年3月27日 22時
