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16.Love call.*・゚ ページ17

゚+過去話.3+゚




良子「A……」









原因は相手の飲酒運転

そして居眠り













私は

たった一人のこの男のせいで

家族3人も無くしたんだ





大好きだったお父さんもお母さんも


お兄ちゃんも





火葬されていく3人



周りはお父さんの会社や友人

お母さんの友人

お兄ちゃんの友人や同級生、まだ1ヶ月しか行っていない会社の皆さん








いろんな人でごった返していた






私と良子さんだけ外に出る



煙となって出ている煙突を2人で眺める




















良子「…………辛かったら泣いていいんだよ?」

A「私ね、決めたんだ!」






大きい声で話す


ドアが開けっ放しだったため
聞こえた人もこちらを見る

火葬場は何故かガラス張りだった…







A「お母さんが言ってたの!
何があっても笑顔でいなさいって!
私は笑顔でいた方が可愛いって!
だから決めたの!






笑顔でいるって!」

良子「!!」







涙を流しながら満面の笑みで良子に振り向く







A「お母ーさーん!
お父ーさーん!
お兄ーちゃーん!


私は大丈夫だよー!

りょ……良子さんがいるもん!

なに……何があっても……

えが……おで……グスッ

笑顔でいるから!

安心して!」



良子「!!……………A」






しゃがんで抱きしめる




その様子を見ていたみんなが

また涙を流す







どうしてこんな小さな子が

どうして星野谷さんの家が

優くんが……

良行さんが……

笑美さんが……




口々に聞こえる言葉














A「良子さん、私を引き取ってくれてありがとう」

良子「何言ってんの
私の大事な弟の娘だもの
私の娘も同然よ」

A「あはは、何それー」













































































それからだった


一切涙を見せず


笑顔のみになったのは












明日は来ない





そういう考えを持ち始めたのも





.

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作者名: | 作成日時:2015年1月15日 2時

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