10.Love call.*･ﾟ ページ11
月島side
火曜日
部活へ行く日の昼休み
山口とお昼ご飯を食べに行こうと廊下を出たとき
山口が他の男子に少し捕まってしまい
その間、廊下で待つ
廊下の窓の方に寄りかかって待っていたとき
ふと右側を見てみたら……
いつものニコニコした笑顔の星野谷ではなく
悲しそうな
こんな言葉が合うような表情をして下を見ていた
いつもはホントにニコニコしていて会う度に好きを連発してくる
でも
同級生であるみんなに見せる笑顔は
まるでお面かのよう……
私の中を見るな
遠回りでそう言っている気がする
じゃぁ僕に対して
ほんのり赤くなっての笑顔は？
いや、あれが本物とは言い切れない
まだ会って日は浅すぎる
……………………そうだよ、浅い。
何お面みたいな笑顔って
勝手に決めつけて
でも本当にそんな感じがする
みんなは全然気づいてないみたいだけど……
なんだろう……
いつもは鬱陶しいのに
下に何かあるの？
なんで君がそんな顔してんの？
めんどくさいはずなのに
すごく気になって……
一歩、また一歩近付いてみると
ぽつりと聞こえた言葉
A「…………………よくやるもんだなぁ」
え？
山口「ごめん、ツッキー！
あ 星野谷さん」
月島「ちょっ…山口…」
星野谷に気付き、名前を呼んだ山口
A「きゃーーーー！つっきしーまくーん！
午後も一段とかっこいい！好きですぅー！///」
月島「……午前中と変わらないケド」
A「午前と午後は変わってないように見えて変わっているのですよ」
そう言ってドヤ顔
月島「いや、意味わかんないから」
山口「今日も平和だなぁ」←ｫｨ
変わらず笑顔な君
結局、下は見れずにいた………
.
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作者名：椋 | 作成日時：2015年1月15日 2時
