お花畑で捕まえないで！2

洞窟発見 ページ32

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智に大丈夫かと聞かれて、またカクカクと頷く翔

智はそんな翔にぴったりと寄り添うと、苦笑いして言いました




智「あとちょっと我慢してね、翔くん

きっと洞窟の中は、外よりはいくらか暖かいと思うからさ(苦笑)」




翔を気遣いながら智がそう言って、自分と組んだ翔の腕を擦ってやると

翔は、情けなさそうに眉を下げて、俯きました




翔「………ごべん。」(←あ、喋った(笑))


智「ん？」


翔「………おで、でんでんやぐにだだなぐで、ごべん。」
(※俺全然役に立たなくてごめん、と言っております)


智「へ？…でんでん虫がどうしたって？？」(←でんでん虫とは一言も言ってません)


翔「……………(泣)」(←伝わらない悲しさに震えている)


智「まー、でんでん虫がどーしたんだかは解んないけど、兎に角僕らも行こう」


翔「……………」(←喋るのを諦めて黙って頷く翔くん)


潤「おーい！リーダーに翔くーん！！」




智と翔が雪原をゆっくり歩きながら、噛み合わない会話(笑)を交わしていると

岩山の方から、二人を呼ぶ潤の大声が聞こえて来ました




智「なぁーにぃー、潤くんどーしたのー？」


潤「早く来いよー！洞窟らしき穴を見付けたぜー！！」


雅紀「あははは〜♪中はちっと暖かいよ〜♪♪」(←どうやら先に洞窟の中に入ってしまった模様)


和也「バカっ！まーは勝手に先に行くなよまた迷子になんだろっ！！」(←慌てて雅蜂の後を追う案外面倒見の良い和蜂)


潤「あー、先に行っちまった…リーダー、俺ら先に洞窟の中を探索してっから、早く来いよー！」(←待たないのね(笑))


智「…洞窟、暖かいってさ…早く行こ？(苦笑)」


翔「…………うﾞんﾞ。」(←あ、また喋った(笑))




お供の三匹が、先に洞窟に入ってしまったらしいのを聞いて顔を見合わせると

智と翔はガッチリ腕を組んだまま、三匹の声がした方へと、雪を掻き分けながら歩いて行きました




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撫でトンボ撃沈→←蜜蜂'sは案外自由。

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