驚き桃の木山椒の木 ページ11
「Aさんこちら3番テーブルにお願いします」
『畏まりました！あとこれ5番テーブルのオーダーです。以前柑橘類が苦手と言ってた方だったのでドリンクの添え物は他でお願いします。』
「おや、それは助かりますね、ありがとうございます。すぐに作りましょう」
「ウバザメちゃん〜俺もう飽きたぁ。帰っていい〜？」
『フロイドさん、もう少しだけ頑張ってください！乗ってる時のフロイドさん凄いテキパキしてて憧れなんですよ、お手本また見たいです』
「えぇ〜？まあ俺天才だし憧れちゃうのは当たり前だよねぇ。いいよ、後でご褒美貰うからね」
「Aさん、先程お客様と揉めてたようですが……収拾がついたのですか？」
『あ、はい大丈夫です。1から説明し直して納得して貰いました。ああいったのの対応は慣れてますから。……そういえば新作メニューの売上金額と名簿が合わないって話が出てましたよ。多分先日の騒ぎの時に2杯無駄になった分が計算されてないんだと思いますけど』
「それはすみません、助かりました。差額ですか？まだ僕の所まできてませんね、すぐに確認しましょう。ありがとうございます」
3人に脅されて始めたモストロラウンジのバイト。Aは2週間が経った今では従業員よりもよく働き且つ効率的に動いていた。
元来運動神経や頭はいい方なので、割とすぐに内容を飲み込み周りを驚かせたのはいい記憶だ。
そしてジェイドの言った通り、バイトを始めてから人間の身体にも順応してきていた。正直このスピードは3人の予想を遥かに上回っていたのだが当の本人は全く気付いていない。
Aがバイトを始めてからモストロラウンジで1番変わったことはフロイドのサボりが大幅に減った事だ。また、ジェイドとアズールがやっていた仕事も分かる範囲ならと快く手伝ってくれる為、彼らの個人的時間が増えた。
「毎度毎度彼には驚きます……こんなに早く仕事が出来る人魚がいるとは」
「そうですねぇ、フロイドの扱いもお手の物ですし。僕には劣りますが」
「なになにジェイド嫉妬〜？大丈夫だよぉ、ジェイドが1番俺の事知ってんだからさ。勿論アズールもだけどぉ。でもウバザメちゃんのアレ、俺すげー好き」
「アレ……ああ、彼は甘やかすのが大好きな様ですからね……確かに彼の傍はとても心地が良いです」
「上手いこと牙を抜かれてますねお前達…まぁ否定はしませんが」
「「「とんだお人好しがいたもんだね(ですね)」」」
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神凪(プロフ) - 作者です、個人的諸事情により長らく作者を更新出来ておりませんでした。完結はしてないのですが長期触れてないと勝手に仕様が付くみたいで…誤解を招いてすみません！今後はまたチマチマと書ければよいなと思ってますので、気が向いたら楽しんで貰えると嬉しいです (6月5日 1時) (
レス) id: 669b485f84 (このIDを非表示/違反報告)
FTFFT - 完結ですかい？面白いので残念でさぁ (2022年2月1日 21時) (レス) @page17 id: 9afd2abc65 (このIDを非表示/違反報告)
いそなん - 完結ですか…?もっと夢主くんとリーチ兄弟の絡みがみたいです…。 どうか、どうかよろしくお願いします!! (2020年10月9日 22時) (レス) id: 5ad600b11d (このIDを非表示/違反報告)
心音ユイ(プロフ) - 神凪さん» お待たせして申し訳ないです〜〜〜「https://d.kuku.lu/b25a5f652c」こちらです！お粗末なうえ勝手な想像してますけど・・・・これからも頑張ってください！ (2020年6月16日 12時) (レス) id: b6551fdc02 (このIDを非表示/違反報告)
神凪(プロフ) - 來憂さん» いえいえ！私も知らない所の話だったので助かりました(*´-`*) ヒョッ！そんな褒めて頂けるなんて嬉し過ぎて心臓バクバクしてます笑 ありがとうございます！更新頑張ります！作品これからも楽しんでください〜！！ (2020年6月13日 19時) (レス) id: 959bc013a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神凪 | 作成日時：2020年6月6日 18時
