【ツイステ】思い出―― (ページ4)

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思い出３枚、４枚ページ4

次に手に取った写真は…

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レオナ「っ！！」

ルーク「獅子の君！待つんだ！！」

レオナ「誰が待つか！！んで昼寝の邪魔をする！寝かせろ…！！」

日の光が温かく、日向ぼっこ日和のある日

補習組の３人を待つため、木陰のベンチに座ったところ、上を超えてレオナ先輩とルーク先輩が走っていった

「れ、レオナ先輩…？ルーク先輩…？」

ルーク「やぁ！トリックスター！！キミも混ざるかい？！」

レオナ「混ざるな来るな追いかけるな！！」

レオナ先輩が２足歩行から４足歩行で走り回って逃げてるのを、私はこの時初めて見た

そのときの写真。

ここで、写真を撮り損ねたら、きっと今後見れないだろうと思ったから

それから数分して、レオナ先輩は捕まらず私の後ろに身を隠した

レオナ「はぁはぁ…ったく。なんでこう毎回毎回追われなきゃならねぇんだよ…」

「あははは…お疲れ様です。水、いりますか？買ってきますよ。」

レオナ「いや、いい。寮に帰ればいいだけの話だ…それより、奴が見えたらすぐ起こせ。俺は寝る」

そう言ってベンチの後ろにいつもより少し丸くなって身を隠すようにして眠りについたレオナ先輩

その姿は、ネコ科だと改めて実感させられる行為で、思わずもう１枚とってしまった。

それがもう１枚の写真

尻尾は規則的に動き、ぱたっぱたっとさせていて、耳は垂れ、いつでも起き上がれるように腕が用意されている

怖いもの知らずで、何でもできて、完璧で、でも面倒くさがり屋な先輩でも、あんなに必死で逃げるほど苦手なものがあるのだと知った

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改めて思い出して考えてみると、この世界では有り得ないようなことだ。

全てにおいてそうではあるのだが、ライオンであるレオナ先輩と同スピードで走れるルーク先輩を見れば、超人離れしていると感じるだろう。

実際、あの時は一瞬そう思ったし、今も思い出して思ったことだ

今も、レオナ先輩は追いかけまわされていて、ルーク先輩はずっと追いかけているのだろうか…

もしそうだとして考えると、自分がいなくても彼らの日常は変わらないのだろうかと、少し寂しい気持ちになってしまった。