思い出19枚 ページ18
「…え…?」
まぁまぁ人通りの多い大通り
そこで聞こえたのは、間違えるはずのない透き通ったあの声…
「…アズール、先輩…?」
振り返るが、そこに先輩の姿はない
聞き間違い、なの…?でも…そんなはず…
「…幻聴、かな…。」
会いた過ぎて、幻聴が聞こえたのかもしれない。うん。そうしておこう。じゃないと…
じゃないと、探したくなる、から…
??「…A、さん…」
、
、
あれ、こんな場所に、こんな綺麗ですごいレストランなんて、あったっけ…?
しばらく歩いていると、長い行列ができているわけじゃないけど女子高生や男子高生たちが数人並んでいるレストランがあった
そこはどこか、モストロ・ラウンジに似ていて…
『ねぇねぇ!ここってさ、めっちゃイケメンだよね!』
『それ!私、経営者さん好き〜!二人に比べて身長低いけどさ、紳士っぽくて優しいし声きれいだし!』
二人に比べて身長が低い…いやいや…まさかそんなわけないよ…
どうしても、オクタヴィネルの3人が浮かんでしまって、そろそろ末期だな、なんて思ってしまった
『そういえばさ、バイトで手伝ってるっていうあのケモ耳カチューシャつけてるあの子。めっちゃ可愛いよな?まぁ、男なんだけどさ?』
『分かる。身長俺らよりは低いし、第一あんなに可愛げのある男子、そうそういねぇよw』
バイトしてるケモ耳カチューシャつけてる子…
それ聞いてラギー先輩浮かぶのって、もうやばいね…私…
『あ、順番来たよ!入ろ入ろ!』
『やっとか〜…行こうぜ!』
高校生たちは楽しそうに中に入っていく
いま、もし入って、中も凄い似ていたら、きっと泣いてしまう
そしたら、どうしていいか私自身が分からなくなっちゃう…
「…帰ろう…」
そう言ってきた道を戻ろうとしたその時…
??「あれ?お客さんっすか?どうぞ!楽しんでくださいよ!」
まるでエースに誘われてるみたいな、そんな感じがする
店員さんみたいな人は目のあたりを隠す仮面をつけていて、そう誘って店に連れて行こうとする
「…っ!すみません…!この辺り散歩してただけで…!財布とか何もないので帰ります…!!」
そう言い残して、逃げるように去った
その店員さん(?)に止められてるような声が聞こえた気がしたけど、それ以上にエースみたいで胸が苦しくて…ただひたすら走って帰った
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