【ツイステ】思い出―― (ページ15)

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思い出１６枚ページ15

何度も聞く声

それは、全部違う人の声で、でも、聞きなれた声で

お願いだから、泣かせないでよ…

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グリム「…なんで、泣いてるんだゾ…？」

顔を覗き込みながら聞いてくるグリム

私はなぜ自分が泣いてるのか分からず、「分からない」と答えた

トレイ「…つらいんだよ。きっと。無意識に、自分を苦しめてるんだ。安心しろ」

優しく撫でてくれるトレイ先輩

急に泣きだしたら、普通びっくりして引かれる筈なのに、先輩はそんなことしなかった

むしろ優しく撫でて、安心させてくれる

「そう、なんですかね…。ごめんなさい…」

優しく撫でられて、なお涙がこぼれる

トレイ「ん。いつでも相談にのってやる。苦しかったら声かけてくれよ？」

抱きしめられて、落ち着かせてくれて。

本当に、トレイ先輩は慣れてるな、なんて思って…

ジェイド「おや？何をなさってるんです？」

ジェイド先輩が、中庭に座っていた私たちを見つけて声をかけてくれた

ジェイド「…！！なぜ泣いているのです…？」

そう聞かれて、トレイ先輩が代わりに説明してくれた

泣いてる理由が分からないこと、先輩の創造での原因…

ジェイド先輩は、親身になって聞いてくれて、そしてトレイ先輩とは反対側の私の横に座った

ジェイド「大丈夫ですよ。あなたは一人じゃないんです。いつでもご相談ください。」

優しい笑顔と、優しい口調言われてまた涙がこぼれた

ジェイド「ふふ。存分に泣いてください。そして、嫌な感情は捨てちゃいましょう。」

優しく背中をさすってくれて、そして「もう泣くな」とは言わない先輩にすがってしまった

トレイ「ふはっ。ジェイドにこんな優しさがあるなんてな。」

ジェイド「おや、心外ですね。僕も優しいんですよ？」

先輩二人が笑いあってそういっていた。それが嬉しくて、優しさが身に染みて

グリムにカメラを渡して、写真を撮った

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この赤くなった目は、私がこの時泣いたという証拠。

そして、慰めてくれた先輩二人。優しい言葉をかけてくれた二人

ずっと傍にいてくれたグリム

あぁ。愛されてんな、なんて思っちゃったりして

また泣いたら、傍に来てあやしてくれるのだろうか。

そんな贅沢、できるわけないと分かりつつも思ってしまった