―PROLOGUE― ページ1
目が覚めると、今まで過ごしてきたおんぼろ寮の自室ではなかった
「ここは…、…元の、家…?」
見たことのある景色、見たことのある配置…
それはすべて、ツイステッドワンダーランドに行く前の、私が住んでいた世界の部屋
「夢…だったのかな…。長い、長い夢…?」
みんなと一緒に過ごしたという感覚や記憶はある
でも、それを証明するものは何もない…
「…夢にしよう…その方が…?これ…」
懐かしい景色を見ながら、夢にしようとしていた時、机の上に置いてある沢山の写真が目についた
それは、NRCでみんなと撮った1枚1枚の思い出…
思えば、写真を撮っては大事に保管していたなァ…
その1枚1枚を見ていくと、記憶が駆け巡る
自分が今、どんな顔をしているかなんてわからない
目頭が熱くなってきているのはとてもわかる
1枚1枚は私にとっての記憶であり、みんなと共に過ごしたという証明になる
それが、どれだけ幸せなことで、みんなとの思い出作りがはっちゃけてて楽しかったか理解できた
「…みんな、元気かな…お別れの言葉、言ってないや…」
気づけばあの世界にいて、気づけば元の世界にいた
全てが突然で、慌ててしまう…後悔が募る
それでも、この写真さえあれば、みんなが傍にいる気がするから…
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