8話 ページ9
sideA
A『レオナ機嫌良いね。』
レオナ｢気分が良い事は間違いねぇ。｣
ほら、満足させれば良いだけ。
A『レオナ、尻尾触らせて。』
レオナ｢断る。｣
そこまでじゃないのか〜。
めっちゃ機嫌良いと触らせてくれるんだけど。
A『んふ。』
レオナを抱きしめて顔を埋める。
レオナ｢仔猫の世話は大変だな。｣
誰が仔猫じゃ。
A『……あ。』
レオナ｢あ？｣
A『何でもない。』
マレウス…
今日は相手出来ないな。
A『レオナ、ぎゅうってして。』
レオナ｢お前は黙って俺に抱かれてろ。｣
―翌朝―
レオナ｢起きろ。｣
A『寮長が朝帰りだ。』
レオナ｢うるせぇ。｣
A『後でサバナクロー寮に迎えに行くからね。』
レオナ｢ん。あばよ。｣
私を荒く撫でてサバナクロー寮に帰る。
朝の冷たい風が窓から部屋に入る。
A『ん〜…！』
鏡を見て絶句。
A『どう考えてもつけ過ぎ……』
マーキングの1種なのかな？
A『中に何、着よう…』
満足してくれたから良いや。
マレウス｢昨晩はだいぶ楽しんだようだな。｣
わお。
A『マレウス…昨日はレオナの機嫌悪くてさ、でも新しい子と話してたじゃん！？』
マレウス｢あぁ。仲良くなったのか？｣
は？
A『なる訳ないじゃん。』
マレウス｢そうだと思ってた。｣
なら聞かないでよ。
A『マレウスと朝に会えるなんて夢見たい！』
マレウス｢ふっ……そうか。｣
リリア｢失礼する。おや？｣
A『マレウス、リリアが下に居るよ。また探し回ってるんだね。』
マレウス｢また機会があれば僕の相手をしてもらおう。｣
バイバイ。
下に降りる。
グリム｢げ！なんでココに居るんだゾ！｣
ココに部屋あるの知ってるよね？馬鹿なの？
A『また閉じ込められたい？朝からうるさい。』
リリア｢A、ちっとは仲良くせい。｣
A『やだよ。マレウスならもう居ないよ。』
リリア｢はぁ。お主が引き止めてくれれば良いものを。｣
A『やだよ。』
なんで私が。
セベク｢お前！偉大なるマレウス・ドラコニア様に｣
A『うるさい、おチビ共。』
床が焦げた匂いがする。
リリア｢ま、待て。すまぬな。まだ分からんことが多い新入生だからのう…｣
A『教育しないとロクな事にならないよ。』
リリア｢そうじゃのう。｣
ふんだ。
A『レオナ迎えに行くから退けて。』
リリア｢マレウスの奴…振られたな。｣
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莉奈 - 初めまして、この作品を気に入っており更新を楽しみにしております。ペテン師様のペースで更新頑張ってください (2020年4月6日 19時) (
レス) id: 008426968d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2020年3月30日 9時
