【Twisted Wonderland】優秀な放浪者 (ページ43)

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42話ページ43

sideA

A『持って帰るの大変だけど…』

めっちゃ買ってもらった。

クルーウェル｢学園行きに輸送した。｣

仕事早。

あ、電話、鳴った。

A『？？？』

ヴィル｢機械音痴ねー、ここを押すの。｣

A『あ！出来たぁ！』

学園長【どこにいらっしゃいますか？】

A『わかんなーい。クルーウェル先生の隣にいるー。』

あ。

クルーウェル先生に取られた。

クルーウェル｢クロウリーか。俺が届ける。今どこにいる。｣

また抱っこされた。

A『ヴィルは？』

ヴィル｢仕事の合間の休憩なのよ。｣

そうなんだ。

A『頑張ってね。』

ヴィル｢あら、言葉よりも何か頂戴。美しい物かしら。｣

うーん……

A『…鱗？』

ヴィル｢信じらんない！なんで自分の身体を傷つけようとするの！？｣

えぇ…

A『綺麗って聞くよ？売ったら一生遊べるくらいお金になるから、嫌なら質屋にでも売れば化粧品とか買えるんじゃないの？』

私は化粧品の相場知らないけど。

A『ヴィル？』

ヴィル｢…前にトレイとケーキ作ってたわよね？｣

うん。

A『リドルと約束したからね。』

ヴィル｢それで良いわ。｣

A『美しい物なの？それ。』

ヴィル｢私が欲しい物を頂戴。｣

んー。

A『分かった。』

髪が崩れない程度に私を撫でる。

A『変なヴィル。』

クルーウェル｢仔犬。｣

？

クルーウェル｢俺の見返りは仔犬同士で何か作れ。｣

えぇ……

A『あ、学園長。』

あれ？

A『おチビちゃん、何見てるの。』

監督生｢わ！｣

なんでそんなビクビクしてるの？

わぁお。

A『ねーねー、このパンケーキ食べてみたいー。』

学園長｢仕方ないですねぇ。｣

監督生｢あ、あの…先輩……｣

学園長｢入りますよー。｣

もっと主張すれば良いのに。

A『先生はー？』

クルーウェル｢長居はしないからな。｣

わぁーい。

A『あ、ケイトが言ってたマジカメって奴に撮ろ。』

ｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬ

わ！？

A『わー、めっちゃ撮れたぁ…』

クルーウェル｢長押しするからだ。｣

投稿出来たー。

ピロンピロン煩い…

【F_L:小エビちゃんとー？】

【Leona:おい、どこの野郎を引っ掛けた】

【K_D:わ～✨Aちゃん！コレ期間限定の奴だよ～！混んでなかった！？今度オレとも行こ！】

A『…やめようかな。』

クルーウェル｢さっさと食え。｣

食べ終わる頃には通知が100超えた。こわひ。