3話 ページ4
sideA
｢誰だ？｣
｢うちの寮に土足で上がり込むたぁ良い度胸だ。｣
ガラ悪い奴。
A『あぁ、1年生か。おチビちゃん、私に怖い思いさせたらレオナが怒るよ。』
｢誰がチビだ！｣
｢てめえが分かったように言うな！｣
えぇ…
ラギー｢あ！A!!!!｣
うるさっ！？
ラギー｢どこ行ってたんスか!!!!レオナさんカンカンに怒ってるんスよ！｣
えぇ……
A『怒られるのヤダ〜…帰るぅ……』
レオナ｢どこに帰るって？｣
わぁお。
カンカンに怒ってる。
逃げようにも抱っこされて逃げられない！
A『あ、あのね、レオナ、昨日はね』
そうだ。不味い生き物のせいにしよ！
間違いじゃないし。
昨日の事を全面的に不味い生き物のせいにした。
そしたら、
レオナ｢あっそ。｣
怒られないかも！
レオナ｢眠てぇ。｣
A『ごめんて…』
レオナ｢お前、今日の授業俺の代わりに受けろ。｣
なんでぇ。
A『3年生の授業分からないよ〜、イデアにも同じ事言われたけどさ〜。』
レオナ｢イデア…イデア…？｣
ラギー｢イグニハイド寮寮長ッスね。｣
レオナ｢あぁ、あの根暗な奴と一緒にするな。｣
A『授業始まるみたいだよー。遅刻したらリドルに怒られるよ〜……』
ラギー｢首跳ねられるのは嫌ッスね〜。｣
本当に。
A『今日は授業以外なら一緒に居るから〜！』
レオナ｢ふーん。絶対にそうしろよ。｣
するする。
レオナ｢ラギー、絶対に連れてこい。｣
ラギー｢へーい。｣
A『E組に来てね。』
ラギー｢B組からE組って割と遠いッスよね。｣
まあね。
A『レオナ、また後でね。』
レオナ｢ん。｣
抱っこから解放された！
A『今日は外で体育だ〜…しんどー。』
ラギー｢レオナさんを起こすこと無くオンボロ寮に帰れるなら問題ないと思うんスけど。｣
A『レオナはよく寝るから気づかないだけだと思うけど……』
ラギー｢いやいや、耳はかなり良いしなんかあった時の動きの早さは凄いッスよ。だから昨日は、Aが気づかないうちに居なくなったから誰かに連れていかれたと思い込んで犯人探しに付き合わされて……眠いッス。｣
本当にごめん。と言うしか言いようがない。
A『ごめん。』
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莉奈 - 初めまして、この作品を気に入っており更新を楽しみにしております。ペテン師様のペースで更新頑張ってください (2020年4月6日 19時) (
レス) id: 008426968d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2020年3月30日 9時
