【Twisted Wonderland】優秀な放浪者 (ページ37)

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36話フェアリーガラ編1 ページ37

sideA

暑い……

プールに潜る。

変化を解いて、身体を丸めて寝る。

ジェイド｢おや。先客が。｣

フロイド｢チンアナゴちゃーん！俺らも混ぜて～!!｣

なんか来た。

私の身体の1部を枕にして笑うジェイド。

まあいっか。

アズール｢お前達!!退きなさい！Aさん！起きてください！｣

五月蝿い……

マレウス｢同じ妖精族でも違うが、古来より竜人族は妖精族と仲が良い。｣

カリム｢マレウスとAは同じドラゴンじゃないのか？｣

マレウス｢妖精族と竜人族は人間からして見ればほぼ同類だが、違う。｣

なんか面倒事な気がする。

A『なに。』

陸に上がって変化をつける。

A『面倒事ならやだよ。』

学園長｢Aさん！1度、竜人として植物園に来てください！｣

なんで？

A『めんど。』

カリム｢でも来てくれるんだな！｣

暑いままは耐えられないからね。

頬と手が竜人のまま。

それで植物園に入ると、

妖精が寄ってきた。

A『はいはい、どーもー。』

大きな祭典のご招待。

学園長｢妖精族と竜人族が仲良いのは本当のようですね…｣

マレウス｢竜人が住みやすい環境を妖精族が作り、代わりに妖精族を護るのが竜人だからな。｣

ヴィル｢しかも、その竜人族のトップがあの子なんでしょう？｣

利害の一致ってやつ？

A『……』

あのティアラか。

A『見して。』

妖精達は困惑してる。

A『断っても良いよ。』

警護が多いなぁ。

A『じゃね。』

ギュってされた。

なになに。

A『？』

レオナ(群がりすぎだろ……)

近くで見る分には良いらしい。

A『はいはい。』

やっと解放された。

で、なんかヴィルが変な提案してた。

A『ねー、もう帰っていいー？』

クルーウェル｢ビークワイエット！｣

ひど。

A『はい、ヴィル。』

ヴィル｢なに！？今からレッスンを…｣

こっわ。

A『ティアラ、こんな感じ。じゃね。』

レオナ｢おい！どこ行く！｣

プールだよ。

フロイド｢ねーねー、チンアナゴちゃん。遊ぼー。｣

ジェイド｢お疲れのようですね。｣

本当に疲れた。

レオナ｢だあー！もうやめだ！やめッ！｣

レオナ(Aが居ねぇんじゃやってても意味ねー。)

ヴィル｢Aの隣を歩けるようになりなさい！｣

ヴィル(さっきキツく当たったかしら…あの子って割と繊細だから…)

クルーウェル｢バッドボーイ！休むな！｣

クルーウェル(仔犬を留めておくべきだったな…)