18話 ページ19
sideリオ
｢見て！白龍様の磨き玉作った！｣
｢俺も！｣
子どもらは愛い。
A『……』
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
ラギー｢レオナさん！？｣
レオナ｢俺じゃねぇ！｣
リオ｢安心せい。Aが寝返っただけじゃ。｣
レオナ｢は？｣
リオ｢我ら竜人族は色により属性が決まる。
赤い竜人は炎を操り、陸を照らす。
青い竜人は水を操り、雨を降らす。
黄色の竜人は電気を操り、雷を落とす。
緑の竜人は風を操り、草花を生む。
茶色の竜人は、地底に住み陸を作る。｣
エース｢どの色でもなくね？おっちゃんもそこの爺さんも。｣
｢リオ様をおっちゃんだと！？｣
リオ｢やめい。｣
血の気が盛んな茶色の竜人族。
リオ｢だから、まとめ役なんじゃ。ヘビ爺様もわしも。ユニーク魔法を持つ我らさえを自在に操るのが白龍様…つまりはAじゃ。｣
レオナ｢御託はいいからとっととやろうぜ。｣
リオ｢良かろう。｣
【数分後】
エース｢全然歯が立たねぇ……｣
デュース｢強すぎる…｣
リオ｢竜人族は魔力量の桁すら違うと言われておるからのう。｣
レオナ｢だからなんだ。続きやろうぜ。｣
エース｢えぇー…まだやんの？｣
レオナ｢引っ込んでろ、草食動物が。｣
おやおや。
ヘビ爺｢リオ、弱いものいじめはやめて薬を投薬するのを手伝ってもらえ。｣
リオ｢しかし…｣
ヘビ爺｢Aの学友じゃ、変な心配せんでも良い。｣
仕方ない。
エース｢どこにいんの？｣
グリム｢全然見えないんだゾ！｣
レオナ｢…｣
獣人の1人が水面を叩く。
ﾄﾞｺﾞｫｵﾝ
ラギー｢レオナさん！変な事しないで欲しいッス！｣
レオナ｢だから俺じゃねぇよ！｣
リオ｢Aが反応しただけじゃ。尻尾を軽く床に叩いただけじゃよ。｣
エース｢それでこんな揺れるか！？｣
リオ｢白龍様の魔力が戻ってきてる証拠じゃ、さて薬をゆっくり入れるぞ。｣
今日の夜中ぐらいには起きそうだ。
リオ｢さて、お主らの寝床はどうしようかの。｣
エース｢ちゃんと寝れるとこが良いぜ。あとグリムと同部屋は絶対に嫌だ。｣
グリム｢オレ様もごめんだゾ！｣
やれやれ。
ヘビ爺｢わしとリオの家にそれぞれ泊まれ。わしらはここの見張りをするからの。｣
ぞろぞろと出ていく。
ラギー｢レオナさん？｣
レオナ｢…ここに居る。｣
なっ…！
リオ｢起きた時に暴れたら同族のわしらでも手を焼くのにお主が受けたらひとたまりもないぞ！｣
レオナ｢ハッ、上等。｣
若い者は分からんのう……
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莉奈 - 初めまして、この作品を気に入っており更新を楽しみにしております。ペテン師様のペースで更新頑張ってください (2020年4月6日 19時) (
レス) id: 008426968d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2020年3月30日 9時
