13話 ページ14
sideラギー
ラギー｢え…早退ッスか？｣
リドル｢あぁ、午後に早退したよ。具合悪そうでは無かったんだけどね。｣
絶対にレオナさん暴れる……
リドル｢授業の途中で顔を手で覆い隠して何処かに行ってしまって…その後学園長から早退させると言われたからね。｣
顔を？
やっべぇ……レオナさんに伝えないと怒られるし…
ラギー｢レオナさーん。｣
レオナ｢あ？ラギーかよ。｣
Aが来るものだと思ってたみたい。
ラギー｢A、早退したらしいッスよ。｣
レオナ｢早退？｣
ラギー｢午後の授業に抜けてオンボロ寮に帰ったみたいッス。｣
暴れませんように…
レオナ｢……寝る。｣
あ、あれ？
良かったー！
レオナ｢…ラギー、｣
ラギー｢な、なんスか？｣
レオナ｢…やっぱ何でもねぇ。｣
？？
side？
ほほう。
ここが、名門魔法士養成学校ナイトレイブンカレッジ…
デュース｢誰か来てるぞ。｣
エース｢変な服着てるな。｣
トレイ｢ほらほら。栗拾いをサボるなー。｣
｢｢はーい…｣｣
男子ばかりじゃのう。
トレイン｢失礼。どちら様か伺っても？｣
？｢おお。悪かったのう。ココに通う竜人族のAの親代わりみたいな者じゃ。｣
エース｢竜人族だと…｣
デュース｢そんなばかな…｣
トレイ｢Aが竜人族だと…？｣
おや？言っとらんのか。
悪いことをした。
監督生｢竜人族……？｣
トレイ｢あぁ、監督生は知らないよな。竜人族って言うのは希少な種族で、｣
｢竜やドラゴンの獣人じゃよ。｣
変わった子だのう。
｢あの子は言っていなかったのか。悪いことをした。｣
エース｢全然悪びれてない……｣
グリム｢反省してないんだゾ…｣
A『……めんどくさい方の爺が来た…』
｢お主が手紙を書かないからじゃ、馬鹿者め。ギリギリまで完璧にヒトに化けてるからそうなるんじゃ。｣
A『…ヘビ爺怒ってる？』
｢あぁ、そりゃもうカンカンにな。｣
嫌そうな顔をしよる。
A『…だって竜人族ってバレたら……』
｢あぁ、すまん。図らずしてバラしてしもうた。｣
A『はぁ！？入学してからの私の努力をなんだと思ってるの!!クソ爺!!』
おおお、物を投げる気力はあるようだ。
A『…最悪……』
｢だが、誰も何も思ってなかったぞ。｣
【竜人族なら納得だわ。】
【アイツの魔力の説明がつくわ。】
｢一旦、帰ろう。皆が待っとる。｣
A『……』
｢自分の体を労れ。｣
A『…わかった。』
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莉奈 - 初めまして、この作品を気に入っており更新を楽しみにしております。ペテン師様のペースで更新頑張ってください (2020年4月6日 19時) (
レス) id: 008426968d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2020年3月30日 9時
