特待生 ページ4
「こ、これですかね…。」
封筒を渡す。便箋を読んだ途端彼らの顔の色が変わった。
「なんつーこった…。てめぇ…アースラ様達のサインが入ってやがる…。」
え？
なんだって？
怪しい封筒だったから一切開けなかったんだけど。
「マレフィセント様も、アースラ様も、グレートセブン全員のサインじゃねぇか…。」
「wellwell、君、特待生みたいだね。」
なんてこった。私魔法が使えないのに特待生になったっぽい。
「さっきの狸もか、これ??」
「あー、これはいても良さそうだね。使い魔一匹も含むって書いてあることだし。」
「今から校長室行くぞ。」
「は、はい!!」
大変なことになったぞ。
「失礼します。」
「はい…って、さっきの新入生くん!!」
「コイツ、グレートセブンの最後の特待生っぽいっす。」
「えええぇぇ?!」
いや、まぁそうなるよね。
でも最後って…？
生きてるんじゃなかったの？
「…ハロウィンしか復活しないグレートセブンが残した最後の特待生…。理事長にも掛け合わなければならないでしょう。」
…ハロウィンしか復活しないって…。
ヴィランズって本当に人手不足なんだな。
「と言っても他の寮に入れる訳にも行きませんし…オンボロ寮くらいしか空いていません。エイトフット先生、マルフィ先生。この子をとりあえずオンボロ寮の方へ案内していただいてもよろしいですか？」
「えぇ。もちろん。では、よろしくお願いしますね。」
マルフィが話はつけてくれた。
私には全くと言っていいほどなにも分からないけれど、今日は野宿でなくていいらしい。
いや、こんなうら若き乙女放り出すのは信じらんないけどね?!(((
「ってもオンボロ寮って…汚すぎんだよな。」
「私達がちゃちゃっと魔法で掃除してあげればいいじゃないか。」
「ま、それもそうだな。俺らも泊まってやるよ。」
「え、すみません…。迷惑かけてますよね…。」
「いや俺はこっちの方がいいわ。あの学園長、アースラ様並みに人使い荒れぇんだよな。」
「ディアソムニア寮も息が詰まりそうだったから丁度いいよ。」
何このイケメン。
「一応、魔法史の担当で、ディアソムニア寮の担当とマジフト部の顧問のマルフィだ。よろしくね。」
「あー、同じく魔法史、オクタヴィネル寮の担当、ほか諸々担当してる、エイトフットのジョーだ。お前に関してはジョー呼びもエイトフット呼びも許す。」
「よ、宜しくお願いします!!」
この学校、先生も生徒も顔面偏差値高いのね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 127人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すずらん - すみません。お願いなんですが、セリフの所にキャラクターの名前書いていただきたいです (2022年11月18日 18時) (
レス) @page5 id: 49286b2531 (このIDを非表示/違反報告)
チョコレートソース(プロフ) - ヴィランズの手下達の担当教科や担当寮、などのまとめを書いてもらってもよろしいでしょうか？ (2021年3月23日 21時) (レス) id: a8c1fc5263 (このIDを非表示/違反報告)
チェシャ(プロフ) - アルファさん» コメントありがとうございます。そ、そんな、お優しいお言葉ありがとうございます…！これからも頑張りますので応援よろしくお願いします。 (2020年4月22日 19時) (レス) id: 8db39e00ea (このIDを非表示/違反報告)
アルファ - とてもおもしろいです！続き楽しみにしています！更新頑張ってください！ (2020年4月21日 14時) (レス) id: 2d5813c050 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
