家宝 ページ6
「ふぁ〜。」
「起きろ。A。」
「遅刻してしまうよ?」
「うわっ‼な、なんで⁉」
「落ち着け落ち着け。顔がアースラ様並みに怖えぞ。」
起きて早々イケメンによる顔面偏差値高めの刑に処されたAです(((
いや、2人ともイケメン。
「ほら、コイツ。」
「なんなんだゾ⁈コイツら強すぎるんだゾ‼」
分かるよ。混乱するよね。だって強すぎるんだもん。
「と、とりあえず私はAだよ。」
「ぐ、グリム様だゾ‼」
「仲良くしろよぉ〜、お前ら2人で1人なんだし。」
「私達もついてはいるけれどね。」
「じゃ、じゃあ行きましょうか…。」
手早く身支度を済ませて制服を見る。
きれいになっている。
…というか着替えていなかったのに何故…。
「失礼ながら着せ替えさせて頂いたよ。」
「え⁈」
「魔法でだ、馬鹿。」
「良かった…。」
こんなになまった体を見せることはできない。
高校時代はこれでも全国大会優勝常連だったのだから。
「あれ、ネックレス…。」
「ここだよ。」
「あ、ありがとうございます。」
「それ真っ黒なんだな。」
「あ、まぁ。家宝らしいですよ。」
家宝としてもらったこのネックレスはブローチにもなる優れもので、これをつけていればコンプレックスや悩み事に翻弄されないとされている。
たしかにそんなものは抱えたことがない。
「スゲェ禍禍しい感じするなそれ。」
「香ばしい香りがするんだゾ…。」
「食べてはいけないよ。」
そんな話をしながら朝食を取るべく学食へ向かう。
マルフィとエイトフットがサイドにつき、まるで警備されているかのようだ。
「おわっ、お前ら昨日の騒ぎ起こしたやつじゃん‼」
「なんだ?コイツ。知り合いか?」
「いや、特に別に。」
エース、だっただろうか。
エース・トラッポラ。私と同じ一年生だ。
「魔法使えないのに学園に入れたとか幸運すぎんだろ‼つーかモンスターもオッケーになったわけ?」
「…。」
「お呼ばれじゃなかったのにねぇ…。あはは‼あはははっ‼」
「言わせておけば失礼な奴なんだゾ‼」
「どうせグレートセブンすらも知らないんだろ?」
「は?コイツは「エイトフット、いい。」なんで、」
「グレートセブン、っていうのは知らないけど、彼女達に関してなら知ってるよ。」
「へぇ〜、最低でも幼稚園レベルは超えるってことか、偉い偉い〜‼ははっ‼」
コイツむかつく。
「あ、エイトフットとマルフィ‼特待生ちゃんもそんなところでどうしたの?」
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すずらん - すみません。お願いなんですが、セリフの所にキャラクターの名前書いていただきたいです (2022年11月18日 18時) (レス) @page5 id: 49286b2531 (このIDを非表示/違反報告)
チョコレートソース(プロフ) - ヴィランズの手下達の担当教科や担当寮、などのまとめを書いてもらってもよろしいでしょうか? (2021年3月23日 21時) (レス) id: a8c1fc5263 (このIDを非表示/違反報告)
チェシャ(プロフ) - アルファさん» コメントありがとうございます。そ、そんな、お優しいお言葉ありがとうございます…!これからも頑張りますので応援よろしくお願いします。 (2020年4月22日 19時) (レス) id: 8db39e00ea (このIDを非表示/違反報告)
アルファ - とてもおもしろいです!続き楽しみにしています!更新頑張ってください! (2020年4月21日 14時) (レス) id: 2d5813c050 (このIDを非表示/違反報告)
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