一緒だったのに … (ページ6)

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五話ページ6

啓「相変わらず、ここのコーヒー美味しい!」

コーヒー。正直嫌い。

何か、『大人の味』じゃん。

私も成人してるから、一応大人なんだけど…何か苦くて飲む気にならない。

私「カフェオレ、うまっ…」

啓「マジで!?飲ましてよ」

啓司。今日変。何かテンション高い

いつもは疲れててよくソファーでダラダラしてるか、ジムに言ってるかなのに。

私と出かけるのが、そんなに嬉しいのか。

私以上に喜んで…。

浮気なんて、考えすぎたのかな…。

私が啓司の笑顔が好きなように、

啓司も私の笑顔が好きなのかな?…

ぽかんとした表情で私を見つめる啓司にそっとカフェオレの入ったカップを渡した。

啓「ありがと……。うっま、い…」

どうやら美味しかったみたいだ。

美味しさが顔から読み取れる。

啓「口つけちゃたけど良かった?…」

私「全然いいよ」

恋人なのに何故わざわざそんなことを聞くのかとふと思った。

私は啓司の彼女なんだよ。

わざわざ口をつけたぐらい気にならないのに。

啓司は私を恋人として見てないのかな…。

恋人として見てほしいのに。私をどう見てるの？。

啓司は私を『彼女』として、見てくれてるの?

知りたい。どう見てるのかが、知りたい