【雪男】国王の裏側【赤】６！

【fkdt】ペチュニアの香りに包まれて。 ページ30

深澤side,



dt「本当にデリバリーでいいの、、、？」

fk「いいのいいの！今朝まで体調崩してたんだから、遠慮しないで。」



そりゃあ俺も、舘さんが作るご飯が食べたい。

でも、


九州を縦断し、大きな被害を与えた台風、、、。

えっと、何号だっけ？

まあ、いいや。

その影響で東京にも大雨が降り、

今朝方まで舘さんは偏頭痛でまともに動けなかった。


申し訳無さそうな顔をして、デリバリーし終わったスマホを握り締めてる。

一日何も出来ずにいたことがストレスなのかもな。



fk「だーてさん、、。ね、こっち見て？」

dt「、、、ん、」

fk「偶にはさ、良いじゃない。何にもしない日があったって。」

dt「ふっかに、、ご飯作りたかった。」

fk「お気持ちだけで充分。お腹いっぱい(笑)」



モチモチのほっぺを摘まんで言えば

ごめんね、って目を潤ませて。

精神的にも不安定なのかな。

そんなとこも纏めて包み込んじゃうのが、

俺の大人の余裕なわけですが(笑)



fk「また今度。楽しみにしてるね。」

dt「、、わかった、」



謝んなくて良いよなんて

舘さんには通用しないだろうし。

ここは、次の約束をして少しでも遠くに意識を向けるのが大事。

、、、なんだと思う。


だって俺心理学者じゃないし。

舘さんの彼氏でしかないから(笑)



fk「デリバリー待つ間、何しよっか。」



グループのメッセに、いちゃついた写真でも送りつける？

新作のゲームする？

ゲーミングルーム観て、面白そうって言ってたゲームあるよ。

佐久間にイタズラ電話でもしてみようか？

アイツ今日オフだよ。



dt「、、ずっと、ぎゅってしてる、、それじゃだめ？」

fk「おぉ、、、いいよ。おいで」



想像していた斜め上どころか、

天井を突き破っていきそうな返しに思わず頬が緩む。



雨の日、気持ちがブルーな国王様と二人きり。

デリバリーのご飯をつまんで、

今日はまったり、話に花を咲かせよう。



















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ペチュニアの花言葉『心の安らぎ』

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