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「え!?お兄様では無く、ですか・・・?」
その質問に、ゆっくりと目線を合わせるように少し腰を落として応える。
「えっと、キルアやイルミとはお友達なんだよね〜・・・だから、お嫁には来れないかな」
「そう、ですか・・・」
シュン、としょげてしまったカルトちゃんに更なる罪悪感。
ごめんよ・・・彼氏は変態なんだ・・・・←
すっかり項垂れてしまっているカルトちゃんの頭に、手を置く。
「でも、僕とカルトちゃんはちゃんとお友達だからね!」
「おとも、だち・・・?」
「うん!」
驚いたような表情のカルトちゃんに満足する。
暗殺者だって、友達を作っていいんだって
知ってほしかった。
そんなとき、廊下の奥からキキョウさんの叫び声が聞こえた。
その叫び声が僕を呼ぶためだと気付き、声の方向に走り出す。
――――・・・カルトちゃんの、独りごとを聞かずに。
=カルトside=
頭に置かれた手は、イルミ兄様や母様の物とは違って暖かかった。
温もりの残った髪が、徐々に冷えていく。
ボクの心も、冷えていく。
「・・・暗殺者に、友達は必要ない」
友達なんていらないし、第一僕は・・・
「じゃあ、ボクがもらっていいかな?」
ボク、女の子じゃないしね・・・
あ、いいこと思いついた
「勘違いにかこつけて一緒にお風呂入っちゃお」
ラッキー。
母様の女装させる趣味がここで役立つなんて、ね。
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七宝蝶nif(プロフ) - 方瀬梨乃さん» そうかーネタバレは楽しみがなくなるからね\(^o^)/梨乃ちゃんの小説見るの楽しみ! (2015年3月27日 1時) (レス) id: 0f03a94449 (このIDを非表示/違反報告)
方瀬梨乃(プロフ) - 七宝蝶nifさん» 嬉しいww あのね、話したいけどネタバレになっちゃうから内緒(笑) (2015年3月27日 0時) (レス) id: f1289bce29 (このIDを非表示/違反報告)
七宝蝶nif(プロフ) - 続けて欲しい!! (2015年3月27日 0時) (レス) id: 0f03a94449 (このIDを非表示/違反報告)
方瀬梨乃(プロフ) - 七宝蝶nifさん» なるww 大丈夫、アンケートの結果次第だ(笑) (2015年3月27日 0時) (レス) id: f1289bce29 (このIDを非表示/違反報告)
七宝蝶nif(プロフ) - 次の話があること、終わってしまうかもってことにww (2015年3月27日 0時) (レス) id: 0f03a94449 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:方瀬梨乃 | 作成日時:2015年3月8日 23時