トリップ少女は奇術師の最愛の彼女のようです。●◇伍◇●

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２人で散歩していたとこにゴンとキルアが加わったんで、修行をしようかと言う話になった。

すると、ゴンが苦い顔をする。

「俺、お医者さんに診てもらわないと・・・」

あ、そっか。

「ゴメン、すっかり忘れてた。」

結局ゴンとキルアは医者に診てもらいに行くことにしたようだ。

「じゃあ、治ったらまた一緒に修行しようね」

「うん！」

「おう」

そう言う二人と別れ、ズシと僕の部屋で修行を始める。

ズシの「練」はつたなくて、数十秒を持たせるのが限界なようだった。

「ズシくん」

「はいっす」

「あのね、体を自然にして目を閉じて立ってごらん？」

ス、と立ち上がり目を閉じたズシ。

「こうっすか？」

「そう。そのまま練をやってみて」

結果、ズシは数分を持たせることが出来た。

「武道の構えもいいけど、練習するならこっちの自然体のほうが良いよ」

「はいっす！・・・Aさんは凄いっすね。どうやったらそんなに強くなれるんすか？」

そう聞いてきたズシに、僕は答えを出しかねる。

悩んだ挙げ句、

「・・・企業秘密★」

と答えてしまった。

嘘じゃないんだけどね;;

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