15話 ページ16
しばらくするとお客さんは両手で数えられるぐらいの人数となった。
このカフェは8時まで営業している。
このぐらいの時間だと、OLや会社員の女性や男性が食事にやってくるのだ。
(よし、客足も引いてきたな、、)
すると来店を告げる音が鳴った
(あっ、、案内しなきゃ)
そう思い入口の方へ向かうと、見覚えのある人影があった。
「いらっしゃいませ、、あれ、、?剣持くん?」
「あ、A、ここでバイトしてたんですね、今日はちょっとレッスン帰りにカフェに寄ろうってことになってて、適当に入ってみたんですけど、Aがいてくれて嬉しいですよ」
剣持くんの後ろでは何人かがぼそぼそと話している
(これってバイト先知らない感じでいくんですか??)
(知られてるって言ったらAちゃんどうなるかわかんないよ?)
(まあ、俺たちにとってもいい事じゃないしな)
(あはは、、普通に気持ち悪いですよね、、)
(そうやね、いやぁ、ボロでそうやわ、、)
(不破さん!??)
(何話してるんだろ、聞こえないや、、)
私は剣持くんに尋ねる。ここでは仕事なのだから相手が誰であれそうするべきだろう。
「後ろの方々はお連れ様ですか?何名様でしょうか?」
「あー、まあそんな感じです。6人です」
「かしこまりました。お席に案内しますね。」
そういい剣持くんたちを席へ案内する。
(んぅ????あの人葛葉さんと髪の毛の色一緒じゃない?あの人は不破くんの髪型だ、、そんな偶然ある、、??剣持くんと一緒ってことは本人なんじゃ、、てことは他の人も、、?)
そう思った私は一緒の空間にいるなんておこがましい、、と思い
「で、では、し、失礼します。ご注文がお決まりになったらお呼びください。」
そういいそそくさと別の業務に戻った。
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つぐみ(プロフ) - 如月楓さん» ありがとうございます!これからも更新頑張っていくのでよろしくお願いします! (2022年11月11日 23時) (レス) id: d3d613863c (このIDを非表示/違反報告)
如月楓(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです! 更新頑張ってください! 応援してます❗ (2022年11月11日 7時) (レス) @page19 id: ad808662e3 (このIDを非表示/違反報告)
つぐみ(プロフ) - noppiさん» ありがとうございます!頑張ります! (2022年11月8日 22時) (レス) id: d3d613863c (このIDを非表示/違反報告)
こころ - ありがとうございます! (2022年11月8日 17時) (レス) @page12 id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)
noppi(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2022年11月8日 7時) (レス) @page15 id: b90efc2fe0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つぐみ | 作成日時:2022年11月6日 1時