影の人 (ページ20) - 小説/夢小説

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Aサイド

『また来たんだね、フェイ』

ﾌｪ「なんでお前、ワタシの名前知てたね」

枝の上で寝ていたらフェイが来た

『だって、スフィンクスだっけ？その人が君のことフェイって呼んでたから』

まぁ、知らない人が自分の名前知ってるのは確かに怖いよね

ﾌｪ「お前は誰？何者か？」

『フリーの殺し屋だってば。一番最初に言った気がするんだけどな』

ﾌｪ「名前よ」

『ん～個人情報だから無理』

バレたら後が面倒くさそうだから

ﾌｪ「ワタシ、お前のこともと知りたいね。お前、ワタシと同じ何かを感じる」

僕と、同じ

『それは僕も思った。もしかしたら、似たもの同士だったりして』

ちょっと嬉しい

『僕の名前はA=レイリー。歳は分かんない、誕生日も。親はいない。小さい頃に捨てられた。でも、育ててくれた人はいたけど、もう死んだ。って感じ？ついでに僕は女だから』

ﾌｪ「女！？」

『やっぱ間違えられるよね。“私”より“僕”の方が短いから僕って言ってるんだよね』

ﾌｪ「ワタシの名前は知てるね。ワタシも捨てられた。家族がなんだか知らない」

『僕もだよ。やっぱり僕たちは似たもの同士だね』

僕たち、仲良くなれそうだね