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Aサイド

それから数年間

気に食わない奴は殺して、たま〜に依頼で人を殺してきた

金は殺した奴から盗った

天気がいい日も悪い日もずっと楓の木のとこにいた

今日あったこと、楽しかったこと、悲しかったことなどを話した

ラリーさんに話しているつもりで

「お前、フリーの殺し屋のAだろ」

また、荒らしに来た馬鹿か

「今日はお前に依頼したくてここに来た。この場を荒らしに来たわけじゃないんだ」

『話ぐらいは聞いてやる』

「よかった。お前、ラリーが殺せなかった奴のことを知っているか?」

ラリーさんが、殺せなかった奴

あの時のか

『知らん。ラリーさんの名を出すな』

コイツの首に両刃鋏を突きつける

「わ、悪かった!そいつがまだ生きてるんだ!だから、敵討ちしないかって!」

『……そいつ、誰?』

「◯◯街のアラン=ロードって奴だ。かなりデカい会社の社長なんだが、気に入らない奴は殺したり、ギャンブルなどを手を出している極悪人だ」

ラリーさんは、そんな奴に殺されたのか

なら、僕が

『その話、のもう』

ラリーさんの無念を晴らすよ

「今度、アランがデカいパーティーに出る。アイツは酒が好きだからすぐベロンベロンになる。そこを狙え」

生憎、僕は影の中に入れる

下から狙えばなんとかなる

パーティー会場の床の中からアランを見張る

本当だったんだな

酒好きってことは

もうベロンベロンだ

そして、椅子に座り、寝落ちしそうになっていた

ここだ!!

影から両刃鋏とそれを持つ手だけを出してアランをしたから刺す

アラン「ガハッ」

今回は毒を塗った

猛毒の

苦しんで死んでも物足りない

もっと、その歪んだ顔を見せてくれ

そして、苦しんで死んでくれ

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作者名:海百合 クラゲ | 作成日時:2021年6月3日 22時

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