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「切り替え…」

「お仕事終えても切り替えれないから、部屋に戻して貰えずここに居るのでは無いですか?」

私が黒服になる際に
叩き込まれた事でもあった

お客様に何も言わせない最上の微笑み
お客様に寄り添う悲しみの表情

どんな状況でも
出来る様に

戻せる様に


「どうせ朝には仕事だよ」

紫耀くんは座ったまま
少し俯いている


「寝ないで行くつもりですか?それとも切り替えしないまま寝ますか?朝にどうなるか想像しましたか?」




「……記者に囲まれて…何も言わずに仕事に行くだけ」


やっぱり何か報道されるのか


「寝ないなら疲れがお顔に出ますよ。記者に囲まれるなら尚更、その疲れたお顔が残されます。ファンの方が見てどう思うかわかりませんか?」

「…俺のファンじゃなくなる」


え?何したの?
事情聞いてくれば良かった

「それが理由ですか?」
「………」

…違う?
別の嫌な事があるのかな



紫耀くんに近づいて
下から覗き込むように表情を確認する


良かった
笑顔が無くて眉間に皺になってる

ジンさん曰く
悩んでるから聞いて…の顔


紫耀くんの横に座る

「俺の隣には座らないって言ってなかった?」
「もぅ紫耀くんになってますから。隣座っていいですか?」
「もぅ座ってんじゃん」

立ち上がって
コンビニの袋を取りに行って
振り返ると




紫耀くんの眉毛は下がって
掴もうと手を伸ばして
口を開きかけたまま固まってた



ちょっと笑いそうになって

「帰りませんよ。ご飯食べようと思ったんですけど…私、どこに座りましょうか?」



「…どこでも好きなとこどうぞ」

「ありがとうございます」

そのまま入口に一番近いソファに座って
袋から肉まんを出して食べながら

奥に座る紫耀くんを少し視界に入れた


「……俺も肉まん食べたい」

コンビニ袋から新しい肉まんを出して
紫耀くんのソファまで持っていく

手渡して
また入口に戻って座って食べる

ペットボトルのお茶を飲んで


「…俺もお茶飲みたい」

目の前にあるでしょうが、とは言わない
袋から新しいお茶を出して

紫耀くんの前のテーブルへ持っていく

「…何回も動くの面倒くさいやん…ここ座ったら?」


一瞬、平気です、って言ってやろうかと思ったけど



「ありがとうございます」


そう言って
隣に座らせてもらった

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しろ(プロフ) - こころさん» いつもありがとうございます!やっとドキドキまで来たので、ここからは好きな彼の表情や姿で想像して下さいね!こっからはネチネチいきます(笑) (2022年1月24日 19時) (レス) @page36 id: 5865d39538 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - めっちゃドキドキします(^。^)毎日の更新されているか見に来るのが日課になってて楽しみです! (2022年1月24日 9時) (レス) @page35 id: f2c5e943bf (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - かつみさん» ありがとうございます!いえいえ!ご明察通りでした。読んでくださる方で、わかって頂けた方がいて…不謹慎かもしれませんが、嬉しいです(o^^o) 何時までも彼らが大好きです(*´艸`)キャ (2022年1月18日 15時) (レス) id: 5865d39538 (このIDを非表示/違反報告)
かつみ(プロフ) - 謝らないでください〜、別にイヤとかそんなんじゃなく私が思ってる昔Jrにいた方なのかなーって思っただけで。こちらこそすみません(>_<) (2022年1月18日 13時) (レス) id: 7b9e68d6e2 (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - かつみさん» コメントありがとうございますm(_ _)m 一応活動されてる方を選びましたが不評あれば名前変えます(汗) 彼の出来ない事をフォローできるホテルはこのメンツかなぁ…と思っただけですm(_ _)m 大好きですm(_ _)m (2022年1月18日 9時) (レス) id: 5865d39538 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しろ | 作成日時:2022年1月4日 15時

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