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40 side紫耀 ページ40

「ゆう…俺を殴らな止まらんからな」

鎖骨の下
柔らかいトコロに吸い付く

「ぅぅっ…んんっ…」

ええ声出すのに…

「…俺が…そんな嫌か?」

ゆうのシャツの下に手を潜り込ませて
直接背中をなぞる

「!んっ…やっ…ちがっ!…紫耀さん!…んんっ…しょぉ…さんんっ…」

シャツのボタン1つ外したら
1つ痕をつける

「俺が嫌で…泣いてるんやろ?…」
「ちがう…んっ…ごめん…紫耀さんが嫌なわけ…ないやん…そうじゃなくて…」

ん?
とりあえず痕をつけるのは止まろうか…

弾みでホックは外す

「ひゃん…」

その声も誘ってるよね
いや俺のせいか

「……じゃぁ何が…泣く程嫌なん?」

下からゆうの顔を見上げると
泣いてぐしゃぐしゃになった瞳はキョロキョロしだした

「…なんでもない、はあかんで。俺は気になるからちゃんとゆうの口から聞かせて」

ゆうは口を開きかけては
言うのをやめてる

あ、言いにくそう

まぁチャンスはあげたからね
止まるのはおしまい

でも
俺が嫌じゃ無かった事が

嬉しい


さっきまでのドロドロとした気持ちなんかじゃなくて、ちゃんとゆうを意識する


…ゆうの香りで頭クラクラする

「んっ…紫耀さんっ…それっ…どんくらいっ…なん?…」

「ん〜?…それってどれ〜?」

「…紫耀さんは…どんくらい…したの…?」





ん?

どんくらい?した?

「…そんなに上手に…出来る…のは…たくさんしたからやろ…?それ…考えたら…嫌やったん…」



「…ほ…んま…か…?」


聞き間違いないよな?

「…俺が…今まで他の子に…した事考えたから…泣いたん?」

あ、また泣き出した

「…ぅぅぅっ…ごっごべんなざぃぃ…」



なんて可愛いい泣き方すんねん…



お前はすごいな

さっきまでゆうの意思なんか無視して鳴かせようとしてたのに



俺の事で泣いてるのが嬉しすぎる



そんな事で泣いてるんなら
嫌な男で悪いけど

今はまだ
「ゆう以外は要らん」って言うてやらんよ

口説き文句も
また今度な


今日は
俺の過去に嫉妬しながら

可愛くなくとこ見してな


…俺が我慢出来るとこまでな

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作者名:しろ | 作成日時:2021年11月30日 23時

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