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1日目の講義予定が終わって
夕食は大広間で終えて
大浴場も満喫した
なっちゃんには
友達出来たから気にせんといて
なっちゃんも楽しんでな
って送信した
大浴場は男女で階が違ったから良かった
サキちゃんと部屋に戻って
あとはガールズトークだけやから
ほんまに油断してた
いや、部屋に来るとは思わんやん
しかも女部屋
誰か来たなぁと思って出たら紫耀さんやった
「…携帯持ってきて」
って言われたけど
ビックリしすぎて動けなかった
え?なに?
ちょっと怖いし…
私が反応してない事に気づいたのか
「ちょっとごめん! ゆうの携帯そこにある?」
って部屋の中に話しかけてた
サキちゃんが持ってきてくれて
「…ゆうちゃんの携帯ですけど…大丈夫?」
「ほら、携帯持って」
って促されてやっと受け取った
「ごめん、コイツちょっとだけ抜けるから何かあったら連絡してな」
「あ、はい。ゆうちゃん大丈夫?」
「…あ…うん…大丈夫…行ってくる」
そのまま手を掴まれて連れていかれた
途中で女の子の声が廊下に聞こえる度に
「…こっちにも居るんか…」
って紫耀さんが言いながら進路変更する
混乱しながらついていっただけやったから、ここが何階でどの位置に居るのか検討もつかなくなった
どこかの部屋に入った
…暗い
物置…かな?
「…ゆう…携帯…」
何言われるかがわかって
部屋を出ようとした
ドアノブを掴む前に
腕を引っ張られた
「逃がすか」
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作者名:しろ | 作成日時:2021年11月30日 23時