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11 中学二年生 ページ11

紫耀くんと同じクラスになれた
どんどんカッコよくなっていくから、同じ教室に居るだけでソワソワしてしまう

この頃は紫耀くんはもう、学校中の人気者になっていたから話しかける事なんて挨拶と、部活の時に疲れたね、って言う事くらいだった

誰かが紫耀くんに告白してたって聞く度に気軽に話せなくなっていた

二年生の一月の始業式に三学期最後の席替えがあった

窓際の後ろから二番目の特等席に当たった

後ろに紫耀くんが来たから

特別席になった

「ゆうちゃん、よろしくね」
「うん。紫耀くん、よろしくね」

五年生の隣になった時もそうだったけど、紫耀くんと近くに居ても話しかけることもあまり出来なかった
だから必要な事とか、先生が話して聞き逃した事とかを紫耀くんに聞くのが精一杯だった

小学校と違って隣と机を付けたりしなくていいし、給食の時も席で個別で食べるのでずっと背中が緊張していた
パンの時だけ、紫耀くんが
「ちょっと食べようか?」
って聞いてくれるのが嬉しかった


窓際は太陽が当たるのでとても暖かい
正面向いてると左だけ陽に当たって熱くなるので、窓際の子は机を斜めにズラしていた

背中に陽が当たって眠たくなってきたら
紫耀くんが髪の毛を引っ張って起こしてくれる

部活で動きやすいように、中学からは毎日ポニーテールにしていた

紫耀くんは起こす為に髪の毛を引っ張ってくれてたけど、寝てなくても髪の毛をイジってくるようになった

起きてる時は全神経が髪の毛にいってるみたいに、紫耀くんがどう触ってるかわかった

理科の授業で習った
髪の毛には神経がいってないって

絶対ウソだ



恥ずかしくて
でも動きたくなくて

やたら姿勢を良く座ってた

紫耀くんの手が

授業中に当たると

とても心地いい…



ずっと続けばいいのに…

12 side紫耀→←10 中学一年生



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作者名:しろ | 作成日時:2021年11月25日 18時

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