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もっと話もしたいよ？
でも
今は……そうじゃなく、て
触れて、私を見る瞳で
他の女の人が言ってる優しい平野さんを
消して欲しくて
心臓がはち切れると思ったのは
期待が膨らみすぎたからで
顔を乗せた頭に
平野さんの心臓の鼓動が響いて来て
少し早い心音に、どこか安心して
焦らすように頭を撫でていた手は
髪の毛を辿って背中へ
また頭に戻って背中に触れる度に
指の感触がハッキリしていって
今日、何してたかを聞く唇が
ゆっくり開いたり、閉じたり するのを
眺めて
……お風呂に入る前の、キス
気持ちよかった…な…
吸い寄せられるように
話しかける顎に鼻先を擦り付けて
「ねぇ聞いてる？他に二人で何してたの？」
「ん〜…」
平野さんの洗いたての香りが
身動ぎする度に 漂って
身体が熱を帯びてくるのは
平野さんの身体もアツクなってるからで
「……平野さん…」
呼びかけたものの
何て言っていいかわからなくて
私の身体を覆っている手を辿って
自分の指を絡ませて きゅ、と握る
きゅ、と握り返してくれた指が
スリ…と手の甲をくすぐる
足も挟み込むように片足を平野さんに乗せて
身体がどんどん密着する度に
私の背中に回った腕が
抱え直すように、強くなって
「……明日の朝…も、撮影…何時に辻さん来るって？」
平野さんが携帯のアラームを設定して
私のも設定して
お互いが枕元に携帯を置いて
空いた手が 自然と絡まって
「……さすがにキスマークは、のぞ美ちゃんに見られてない、よな？」
耳に直接、言葉を流し込まれて
ぶわっと顔に熱が集まる
コクコク頷くしか出来なくて
顔だけが上に乗っていた身体を
器用に私の方に横向きに倒して
私を抱きしめたまま、仰向けに戻る
私の全身は
平野さんの身体の上に乗っけられていて
身体を起こす様に
平野さんと視線が合うように
顎に手を添えられて
「今日は……つけていいの？」
「……もー、あかんの…」
「あかん、か…」
そのまま
次の言葉は出てこなくて
全身で お互いの熱を伝えるように
ただ、平野さんに 集中して
今日感じた全ての感情に 蓋をしたけど
隠しきれずに 問い詰めれて
醜い嫉妬心を 暴かれて
ぐずぐすに甘やかされて
こんなの毎日、甘やかされたら
もぅ一人には戻れない
真っ暗な部屋には 戻れなくなる
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涼杜兄妹(プロフ) - しろさん！！投稿うれしいです！！ずっと気長に待ってます！！ヒーローもヒーローじゃないもほんとだいすきな作品です！！！！！しあわせをありがとうございます！！ (2022年12月31日 0時) (
レス) @page42 id: a3aadc78c7 (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - 涼杜兄妹さん» 兄妹さん、いつも本当に、ありがとうございます。一緒に、乗り切りたいです。 (2022年11月5日 19時) (レス) id: 5865d39538 (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - あやかさん» あやかさん、ありがとうございます。本当に、ありがとう。寄り添って待つ、本当に、本当に…… (2022年11月5日 19時) (レス) @page35 id: 5865d39538 (このIDを非表示/違反報告)
涼杜兄妹(プロフ) - しろさん…いつになってもいいので一緒に乗り切りましょう(´；ω；｀) (2022年11月5日 17時) (レス) @page35 id: a89c13a921 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 私も心の整理がつきません。気持ちわかります。紫耀くんに寄り添って待ちましょうね。 (2022年11月5日 13時) (レス) @page35 id: 7505a656e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろ | 作成日時：2022年10月1日 11時
