検索窓
今日:14 hit、昨日:0 hit、合計:10,969 hit

16 ページ17

最終日 僕は荷物を纏める為に
少し早く起きた

何時もより肌寒く感じる朝
伸びをしながらまだ寝ているであろう
花の方を見た

すると


隣で寝ているはずの君がいなくて
ベッドもきちんと
ベッドメイキングされていて

違和感を覚えた


「…花?」

今呼んでも帰って来るはずない声

「…ま、さか」

まだ目覚めきらない体を無理やり動かして
ナースステーションに行って
花の居場所を聞いた

何やら数人の看護師が話し
その後「面会は出来ますよ」と言われた為

すぐに頼むと僕をある場所に
連れて行ってくれた

そこは…
もう末期の患者が来る場所…









ではなく、
息すら出来なくなった人が集まる
とても冷たい空間だった。


『霊安室』

17→←15



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (29 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
21人がお気に入り
設定タグ:歌い手 , 天月 , 病系
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

はる - とってもいい作品でした!これからも頑張ってくださいね! (2019年8月14日 15時) (レス) id: 9386fcb447 (このIDを非表示/違反報告)
ドS娘 - 更新頑張ってくださいね^_^ (2017年6月9日 21時) (レス) id: 8d85534e35 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:とあ | 作成日時:2017年5月16日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。