一週間の夏色。［天月］

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6日目
明日で僕は退院だ。

最初は嫌だったこの病室も
なんだか少し淋しさを感じる。

それを感じられるのも
隣のベットにいる君のおかげ

「…翔太、いなくなっちゃうのか」

しゅん、とする君の可愛さを実感しつつ

「お見舞い来ていいなら来るよ？」

「ほんと！？きて！毎日でも来てっ！」

「あははっ
それじゃ今と変わらないじゃん」

なんて具合のボケとツッコミを繰り返し
いつも通り時間を潰した


売店に行って、緑茶を飲みながら
売店の叔母さんと話したり

看護師さんとどうでもいい世間話をしたり

勿論君と話したり


意外と退屈しないここでの生活



でも明日の夜には僕も
皆の待つネットの世界に飛び込むんだ


君と離れて。

でも、明日
君に大事な話あるんだって言おう

それが伝えられた時



僕と君は絶対的な仲になる。

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