術式強制解除って知ってますか？ (ページ10)

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呪術高専第一学年③ ページ10

入学当日。

悟さんと一緒に高専の結界内に入るとそこには既に恵がいた。

A「お！！恵、久しぶりじゃん～！？元気だった？？背、伸びた？髪は伸びたね！？さらにウニじゃん？？」

伏黒「……五条先生、こいつどうにかしてくれませんか？？？」

五条「無理だね。だってAだよ？」

伏黒「……はぁ………お前はいつでもテンション高いのどうにかならねぇのか…」

A「テンション高い！？どこが！？」

伏黒「お前の！！そーゆーとこが！！つってんだろ！！！！」

A「恵は変わらず普通だね」

伏黒「せめて褒めるか貶せよ……」

久しぶり、約半年ぶりくらい？の再開に騒ぎ立てていると、はいストーップ！と恵との間に割り込んでくる悟さん。

五条「……ねぇ、恵はなんで僕の許可もなしにAとベラベラと喋ってんの？」

伏黒「むしろなんでAと喋るのにアンタの許可がいるんですか」

五条「ほ・ご・しゃ・だ・か・ら！！」

伏黒「もう保護者でもなんでもないでしょう。今日からAは高専生なんですよ。先生でしょーが」

五条「はぁ～？？先生だけどまだ保護者でもあるんですぅぅ！！ねっ、そうだよね、A？」

A「……えっと？？」

五条「A～～～～～！！！！」

そう言ってすがり付こうとしてくる悟さんをひょいと避け、学長の面談に行こうとする。

高専はもう既に何度も来たことがあるのでどこに何があるか分かっているのだ。

行こ、と恵と歩き出すと、その後ろからのそのそとついてくる悟さん。

隣で並んで歩いている恵に、そうだ、と思って言う。

A「……じゃ、改めて4年間よろしくね、恵！」

伏黒「……！！…よろしく」

A「ん？んぇ？？もしかして恵クン、照れてる！？照れちゃってる！？」

伏黒「…別に、照れてない」

A「いやいや照れてんじゃん。顔赤くなってますよー？」

伏黒「……お前ほんと五条先生に似たよな…」

A「………嬉しくない」

すると後ろから、ちょっとA！？という声が聞こえたが気にしない。