術式強制解除って知ってますか？ (ページ13)

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呪術高専第一学年⑥ ページ13

A「…………てか悟さん、部屋の交換出来たんですか…」

五条「あぁ、それはもうバッチリだよ！！むしろ僕が無理言って恵の部屋と離してもらったんだから元に戻しただけ！！」

…………ほんといちいち面倒くさい事をする。

と、そんな事をしていたら夜蛾学長が寮までやってきた。

学長が寮に来るというのは珍しい。

夜蛾「お前ら……一体何してる…。五条、お前は教師だろう。いくら昔からの顔なじみでも入学したての生徒に早々に迷惑ばかりかけるんじゃない。

………それと平部、入学してすぐで悪いが海外の長期任務が入った」

A/五条「「えっ？/えっっ！！！！」」

伏黒「いやなんで五条先生の方が声でかいんですか…」

恵、同意見だよ、と心の中で思う。

A「か、海外……？？ほとんど今まで任務したことがない私にいきなり海外……？？？」

夜蛾「そうだ。出発は3日後。急で悪いが準備をしてくれ。約2ヶ月の長期任務だ」

五条「学長！！僕聞いてないんですけど！！！」

夜蛾「お前に言ったらなんとか言って破棄させようとするだろ！！！！

今までは中学生だったから大目に見てきたが今日からもう平部は高専生なんだ。ただでさえ人員不足の呪術界で特級が働かんという方が難しい話だろう」

A「……でも3日後なら寮に荷物移動させてすぐに準備して旅立つわけですよね？？私まだ高専で何一つ習ってないんですが…」

そして今は5月。

普通の学校の入学式は4月だが、呪術高専は呪術師という職業自体が希少なのでその人たちに合わせて入学時期を決定する。

私と恵はたまたま来れただけで、高専に入学の決まっている、地方に住むもう1人の同級生の女の子の入学はもう少し遅いらしい。確か6月とかだったかな？

その子が来るまでは先に恵と2人で学ぶというはずだった。

そして今から2ヶ月となると私が戻ってこれるのは…………

夜蛾「…………平部、悪い」

A「…………Siriって海外でも使えると思います？？？」

私の高校生活は途中参加になってしまうらしい。