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あ「…いたよ。……私が殺した、劇団のトップだった兄さん。」





オ「そうか……。その人の分まで生きなきゃね。

……俺が死なせないから。絶対。

…もう夜も遅い。寝よう。おやすみ月華。」




そう言って窓を閉めたオビ。

正直、凄く嬉しかった。

ありがとう、オビ。



あ「さっ、寝ようかな。おやすみなさい。」



王城での初日が過ぎてゆく……。









おはようございます。

今日はお城にお世話になってから、六日目の朝だ。

相変わらず、朝の光と鳥のさえずりで起きている。


窓を開けて、空気の入れ換えをする。

そしてもう一つ。




あ「おはようございます、オビ。」



オ「あぁ、おはよう。ナノカ。早起きだね。」



あ「オビこそ!ちゃんと眠れましたか?」



オ「うん、ナノカの毛布のおかげでぬくぬく出来ましたよ。」



あ「それは良かった!本当は部屋に入ってもらいたいとこなんだけど……。」



オ「いやいや!そんな事したら兄殿下に何をされる

か!!!っと、噂をすればなんとやらってねっ!

こっち来る前に主の所に戻らねばっ!

じゃ、ナノカ。また後でっ!」




そう言ってさっさと木を伝って行ってしまった。

と思ったら今度は部屋のドアが開き、イザナが入ってきた。






イ「おはよう、ナノカ。よく眠れたかい?」




あ「おはようございます、イザナ。えぇ、とても良

く眠れました。ところでイザナ。オビに嫌われる様

なことしたんですか?」




オビが去っていった方向を見ながら言う。




イ「さぁ。身に覚えがないが。どちらかと言うと俺

じゃなくて、ゼンが何か言ったのではないか?

まぁ、どうでもいいが。それより食事だ。」





確かにゼンさんから揉め事は起こすなと言われてい

る所は想像できるけど……。





あ「弟の従者に興味が無いのですか?」




イ「あやつは別だ。主以外の命令は受けないと、面

と向かって言ってきた。ゼンが手綱を握っているな

ら問題無い。」





あ「へぇ〜。意外と弟思いですね、イザナって。」




ピタッとイザナは歩くのを止めた。





イ「……そう、見えるか?」



あ「えぇ、仲のいい兄弟だなと。」




イ「そうか。どうやら私はゼンに甘いようだ。気

をつけておこう。」



あ「えっ!?そういうつもりで言ったのでは!!!」





イ「フッ、冗談だ。さ、食べに行こう。」




イザナはそう言って再び歩き出したが、果たして本当に冗談なのか…。

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設定タグ:イザナ , オビ , 赤髪の白雪姫   
作品ジャンル:アニメ
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月華(プロフ) - ぴろろんぱさん» ありがとうございます! (2018年4月24日 16時) (レス) id: 76bcbfb3bf (このIDを非表示/違反報告)
ぴろろんぱ(プロフ) - 月華さん» 再開してくれてほんとによかったです!これからもずっと見続けるので頑張ってください!!! (2018年4月24日 16時) (レス) id: 6a697b7639 (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - かりそめの蘇生さん» ありがとうございます!自分でもどうなるか分かりませんが、今後ともよろしくお願いします! (2018年4月24日 15時) (レス) id: 76bcbfb3bf (このIDを非表示/違反報告)
かりそめの蘇生(プロフ) - 続きがずっと気になっていたので、更新再開してくれてすごく嬉しいです!これからも頑張って下さい! (2018年4月23日 15時) (レス) id: 30c6595324 (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - ぴろろんぱさん» ありがとうございます!コメント見て、元気をもらいました!初めての作品で拙い文章ですが、よろしくお願いします。 (2018年4月23日 12時) (レス) id: 76bcbfb3bf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月華 | 作成日時:2017年8月25日 21時

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