＊ ページ18
あ「別にいいよ、夜に仕事あって暫くは寝れないんだし。」
オ「なんの仕事？」
あ「そのときになったら分かる。」
オ「…分かった。」
そのあとはオビとたわい無いことを話して、夕飯の時間がきた。
イザナの部屋にオビさんと二人で向かう。
オ「あ〜、兄殿下ってちょっと苦手なんだよね。」
あ「へ〜、どんなとこが？」
オ「何考えてるか分からないし、策略家なとこ。俺と相性悪い気がするんだよね〜。」
あ「あ〜確かにオビさんとイザナはお互いに気を張りっぱなしにしそう。」
そう笑いながら言うと、オビさんが歩みを止めたので私も止まる。
あ「どうかした？イザナの部屋はまだ先だよ？」
オ「…なんで俺は『さん』付けで兄殿下は呼び捨てなの？」
あ「…だからけじめだって。」
オ「じゃあ、兄殿下は？意味が分からない。」
あ「……夜ね。」
オ「…………分かった。」
オビさんは渋々ながらも納得してくれた。それからはイザナの部屋までお互い無言で歩いた。
〜イザナの部屋で食事中〜
オビさんはあまり喋らずにせっせと食べてる。イザナといるのが気まずいのだろう。
イ「ナノカ、今日はどうだった？」
あ「楽しかったですよ。皆さん優しくて。」
イ「そうか。……白雪をどう思った？お前の目からみて。」
オ「っ！」
あ「白雪さんですか？そうですね。しっかりとした人です。私にとっては眩しい人ですかね。そして羨ましいです。」
イ「どんなとこが？」
あ「えっと、純粋で黒くなくて…見ていると幸せですけど苦しいです。この人が真っ当な人間なんだと思うと、私何やってるんだろうって。なんか、苦しいんです。」
イ「…そんなに気に負うことはない。完璧な人間なんて居ないし、何が正義で真っ当かなんて、時代や文化、育った環境で価値観が変わってくるんだ。自分に与えられた人生を精一杯生きたら、それでいいんじゃないか？」
あ「…精一杯生きれてますかね？」
イ「私から見たら、充分やれてると思うけどな。」
あ「……ありがとうございます。なんだかすっきりしました。もしかしたら、そう言ってもらいたかったのかもしれません。」
イ「そうか…。」
嬉しくて微笑んだ私をオビさんがじっと見てた事なんて気づかなかった。
イ「さてと、食事も終わったし、風呂に入ったら寝なさい。あ、最後の仕事頼むよ。三日目までは○、△で四日目以降は○、✕でいいよ。」
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月華(プロフ) - ぴろろんぱさん» ありがとうございます！ (2018年4月24日 16時) (
レス) id: 76bcbfb3bf (このIDを非表示/違反報告)
ぴろろんぱ(プロフ) - 月華さん» 再開してくれてほんとによかったです！これからもずっと見続けるので頑張ってください！！！ (2018年4月24日 16時) (レス) id: 6a697b7639 (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - かりそめの蘇生さん» ありがとうございます！自分でもどうなるか分かりませんが、今後ともよろしくお願いします！ (2018年4月24日 15時) (レス) id: 76bcbfb3bf (このIDを非表示/違反報告)
かりそめの蘇生(プロフ) - 続きがずっと気になっていたので、更新再開してくれてすごく嬉しいです！これからも頑張って下さい！ (2018年4月23日 15時) (レス) id: 30c6595324 (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - ぴろろんぱさん» ありがとうございます！コメント見て、元気をもらいました！初めての作品で拙い文章ですが、よろしくお願いします。 (2018年4月23日 12時) (レス) id: 76bcbfb3bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月華 | 作成日時：2017年8月25日 21時
