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ゼン殿下について行くと、大きくて立派な扉の前についた。
ゼ「ここが俺の執務室だ。覚えておけよ。」
あ「はい。」
ゼ「では入るぞ。」
ガチャ
その部屋は思っていたよりも広くて、本が結構あった。そして何より意外に人が居たこと。四人いた。
さっと見渡すと明らかに王城の人の格好では無い男。
自分で思ってたよりずっと見てたみたいで、
ゼ「どうした?あいつが気になるのか?」
あ「えっ!?」
ゼ「ずっと見てる。まあ、言いたいことは分かるけどな。何回も言われてきたし。」
まぁ、そうだろう。誰が見てもきっと同じことを思うだろう。
そのくらい黒髪の男が浮きまくっているのだ。
ゼ「さて、自己紹介をしようか。四人ともちゃんと聞いとけよ!この子はナノカ、兄上からの命で朝食後から夕食前まで預かることになった。詳しくは後程話すが訳ありだ。
次は〜あいつだな。黒髪のやつ、名前はオビだ。」
オ「よろしく、ナノカ嬢!オビです!偽名もあります!その他はいろいろ秘密です!あ、でも最近はミツヒデの旦那をからかうことが趣味です!ミツヒデの旦那ってあの緑の髪した人ね!」
ミ「こら、オビ!俺がいじられキャラって誤解されるだろっ!」
木「事実でしょ。」
ミ「木々まで〜。俺そんなに弄られてないから!
ミツヒデ・ルーエンです。ゼンの側近してます。」
木「木々って呼んで、右に同じくなんて言いたくないけど、ゼンの側近してる。」
ミ「いい加減傷つくよ???」
木「好きにすれば?」
白「まぁまぁ、ミツヒデさんはとても優しい方ですよ?」
ミ「……なんていい子なんだ白雪は!!!オビもちょっとは見習え!」
オ「旦那は優しくしても面白くないですからね。」
ミ「人で遊ぶなっ!」
白「まぁまぁ、ナノカさんが困ってますから…。」
うん、実は結構困ってた。入る隙間無いから。
でもなんか思ってたより皆さん優しそう、少し安心。
白「えっと、白雪って言います。宮廷薬剤師してます。ゼンの友人です。これからよろしく!ナノカさん!」
あ「よ、よろしくです!ナノカでいいです!白雪さんってお優しいですね!」
白「や、そんなことっ」
ミ「そーなんだよ!白雪って優しーんだよ!この中にいると白雪が救いの女神に見えてくるよ!!!」
木「ミツヒデ、うるさい。それに白雪が優しいのはミツヒデだけじゃないから。誤解しないで。」
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月華(プロフ) - ぴろろんぱさん» ありがとうございます! (2018年4月24日 16時) (レス) id: 76bcbfb3bf (このIDを非表示/違反報告)
ぴろろんぱ(プロフ) - 月華さん» 再開してくれてほんとによかったです!これからもずっと見続けるので頑張ってください!!! (2018年4月24日 16時) (レス) id: 6a697b7639 (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - かりそめの蘇生さん» ありがとうございます!自分でもどうなるか分かりませんが、今後ともよろしくお願いします! (2018年4月24日 15時) (レス) id: 76bcbfb3bf (このIDを非表示/違反報告)
かりそめの蘇生(プロフ) - 続きがずっと気になっていたので、更新再開してくれてすごく嬉しいです!これからも頑張って下さい! (2018年4月23日 15時) (レス) id: 30c6595324 (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - ぴろろんぱさん» ありがとうございます!コメント見て、元気をもらいました!初めての作品で拙い文章ですが、よろしくお願いします。 (2018年4月23日 12時) (レス) id: 76bcbfb3bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月華 | 作成日時:2017年8月25日 21時