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あ「………………………えっ?………どういう、こと……?」
理解出来なかった、したくなかった。これ以上壊れたくなかった。
長「だから、お前がこいつらを殺すんだ。このまま
いったら、み〜んな死んじまう。だからお前が生き
るにはこいつらを殺すしかない。
このクズ共も嬉しいだろうよ。お前を生かすために
・・・
殺されることができるんだからよ!ヒャッヒャッヒ
ャッ」
もう目の前が真っ暗だった。そんな事言うならいっそ殺してくれと思った。当然拒否しようと思ったんだ。
あ「いやだっ!!!」
兄達「やれっ!ナノカ!!!」
あ「っ!なんでっ!いやだよっ!なんで私がっ」
兄達「いいからやれっ!!!」
兄達「俺達はお前に殺された方がよっぽどいい。そ
れにお前だけでも生きれるならその方が俺達も嬉し
い!いいか、生きているなら希望はまだある!忘れ
るな!生きろ!俺達の分もっ!!!」
長「だ、そうだが?どうする?ナノカ。」
あ「……わ、分かりました。」
私は震える手でナイフを持たされました。
そして兄さん達の胸にナイフを突きつける角度などを教えられました。
喉はカラカラで、涙はもう枯れて。ただただ時が過ぎるのを祈ってました。
兄さんや姉さんが殺される直前にごめんなって、生きてって言うから辛くて……。
5人全員殺したあとはもう、なんか疲れて、心が限界でただぼーーっと立ってました。
長「よくやったな、ナノカ。合格だ。これからは劇団のトップ待遇にしてやる。ガッハッハッ」
そして、私が殺したトップだった兄さんの部屋に連れて行かれました。
長「これからはここがお前の部屋だ。おやすみ。」
そういわれて、服渡されて、ただ淡々と返り血だらけの服を着替えて、ベッドに入りました。もう寝ようと思って……。
でも、布団に枕に兄さんの匂いがして、ただひたすら泣きました。死にたくても死ねないことが何よりも辛くて。
その後は、団員が私一人になったので、人数が集まるまで私は人の殺し方を教わり、暗殺を団長に、させられました。
それから2年暗殺をやり、14歳からまた劇を再開しました。暗殺稼業はなくなりはしませんでしたが減り、その代わり水商売になったというわけです。
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月華(プロフ) - ぴろろんぱさん» ありがとうございます! (2018年4月24日 16時) (レス) id: 76bcbfb3bf (このIDを非表示/違反報告)
ぴろろんぱ(プロフ) - 月華さん» 再開してくれてほんとによかったです!これからもずっと見続けるので頑張ってください!!! (2018年4月24日 16時) (レス) id: 6a697b7639 (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - かりそめの蘇生さん» ありがとうございます!自分でもどうなるか分かりませんが、今後ともよろしくお願いします! (2018年4月24日 15時) (レス) id: 76bcbfb3bf (このIDを非表示/違反報告)
かりそめの蘇生(プロフ) - 続きがずっと気になっていたので、更新再開してくれてすごく嬉しいです!これからも頑張って下さい! (2018年4月23日 15時) (レス) id: 30c6595324 (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - ぴろろんぱさん» ありがとうございます!コメント見て、元気をもらいました!初めての作品で拙い文章ですが、よろしくお願いします。 (2018年4月23日 12時) (レス) id: 76bcbfb3bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月華 | 作成日時:2017年8月25日 21時