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Receptionist 01(乙) ページ17

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今日も楽しく一狩り!

「どこのエリアに行こうかなー、っと・・・」

集会エリアで目に止まったのはクエストの張り紙。

「ふぅん・・・限定クエストか」


よし、これやろう!
装備整えるのは後でもいいや。

俺は限定クエストに惹かれて受付に直行。


「・・・・・・」

受付に向かった俺の目に入ったのは
カウンターの中の受付嬢。

初めて見る顔だけど・・・

「かわいー・・・」



もうこれはクエスト受注を理由に
話しかけるしかないでしょ!

「このクエスト受けたいんですけど」

「はい、こちらですね。
ハンターランクに条件がありまして・・・」

ニッコリと微笑んだ顔。
愛嬌のある笑顔に頬のえくぼが可愛い。

クエストの説明を丁寧にしてくれてるけど
内容が全然入ってこないくらい彼女を眺めていた。

「以上です。質問はございますか?」

「え?あぁ、大丈夫です。」

やばい、なんにも聞いてなかった。
ごめんね、受付嬢ちゃん。




ちゃんと説明を聞いてなかったのが仇になったのか惨敗。

「あーぁ・・・」

ボロボロになって帰ってきた所で受付嬢ちゃんと
鉢合わせしてしまった。

(うわー・・・見られちゃった。かっこ悪・・・)

受付嬢ちゃんは俺を見るとハッとしたような顔をして
慌てて駆け寄ってきた。


「大丈夫ですか?!早く手当を、こちらへ!」

「ありがとう」

受付嬢ちゃんは座らせた俺の前に座って
傷を冷やしたり薬を塗ったりしてくれた。


「こんなかっこ悪いとこ、受付嬢ちゃんに
見せたくなかったな」

「帰りが遅かったから心配してたんです、
クエストの難易度高かったので・・・」

そうなんだ、気にかけてくれてたんだ。
嬉しいな。


「はい、おしまいです。これで傷は大丈夫ですよ、
無理しないでくださいね」

「ありがとう。助かったよ・・・・・・
そういえば受付嬢ちゃんの名前聞いてなかったね。
教えてくれる?」

受付嬢ちゃんは俺の言葉に
キョトンとした表情を浮かべた。

「私ですか?私はAといいます。
ついこの間、集会エリアに移動になったんです」

なるほど。だから見たことなかったんだね。

「Aちゃん、可愛い名前。
俺はおついちっていうんだ、これからよろしくね」

「おついちさん。はい、よろしくお願いします。
あ、それでは私は仕事に戻りますね。」


そう言ってAちゃんは受付カウンターに
戻って行った。



「Aちゃんか・・・」

クエスト受注、楽しみになってきたな。




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設定タグ:2bro , 兄者弟者 , おついち   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:そすんさー | 作成日時:2018年3月12日 0時

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