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ミントグリーンのリボン 01(乙) ページ12

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「いらっしゃいませ」

「すみません、
プレゼント用のものを探してるんですが」







(あー・・・やっぱりネットで買えばよかったかな)

実際に店に足を運んでちょっと後悔した。
なんせ店内は女の子だらけ。

(そりゃそうだよね)


ここはランジェリーショップ。

彼女のAにプレゼントしようと思って
探しに来たはいいけど、
やっぱりちょっと視線が恥ずかしい。

「どのようなものをお探しですか?」

「可愛い感じのがいいんですよ、色はグリーン系で」

要望を伝えれば店員さんがすぐにいくつか
持ってきてくれた。

(うーん、どれも可愛い・・・Aに似合いそう)






悩んだ末、リボンがついたものを選んだ。
綺麗にラッピングしてもらった袋を眺めて
満足感に浸る。

「Aに似合うだろうなぁ・・・」






「ただいまー」

「おかえり」

帰ってきたAを出迎えてソファに座らせる。

「どうしたんですか、おついちさん。
なんかウキウキしてる?」

「うん、Aこれ。」

「?・・・わっ、これなに?開けていいんですか?」

プレゼントを渡せばAの目が輝く。
嬉しそうな表情に俺まで嬉しくなる。

「うん、開けてみて?」

「・・・・・・これ、すっごく可愛い」

「でしょ?ねぇねぇA」

嬉しそうにしているAを横から抱きしめて
甘えるように頬にキス。
こうやってお願いされることにAは弱い。

「着けて見せて?」

「え・・・見せるの?」

「うん。着けたところ、見たいな?」

俺のお願いに押し黙るA。
でも俺があげたプレゼントは
しっかりと手に持ってる。

(おと一押し、か・・・)

「Aに似合うと思って選んだんだけどな」

「・・・・・・。ちょっとだけですよ?
すぐに服着ますからね?」

「うん」

顔を赤くしながら隣の部屋に行くA。
もう、すっごく可愛い。


あの可愛い下着を着けたところを想像したら
表情筋が緩む。

早く出てきてくれないかな。



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設定タグ:2bro , 兄者弟者 , おついち   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:そすんさー | 作成日時:2018年2月3日 0時

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