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もどかしい気持ち 01 ページ46
ｰｰｰｰ
ったく･･･なんであいつはウダウダしてるんだ。
明らかに両想いだろ。
毎日弟者から聞かされるAの話。
聞けばくほど両想い。
それなのに二人ともが気付いていない。
｢なんで部外者の俺が気付いてんのに
本人たちが気付かないんだ･･･｣
ボソリと呟いてコーヒーを飲み干す。
今も弟者は二人で行く水族館を必死に探している。
そっと弟者の部屋に入ってパソコンの画面をみれば
めちゃめちゃタブ開いてる。
｢オオグソクムシコーナー｣
｢うぉ！！･･･ビックリした、兄者か･･･」
ビックリしてるわ。おもしろ。
「オオグソクムシって足いっぱいのやつ？
絶対A嫌がるよ」
「まぁそうだろうな」
そりゃそうだろ、ドン引きだわ。
そのまま部屋を後にしてリビングで
コーヒーを入れ直す。
結局数日後、水族館から帰ってきた弟者が
土産話をベラベラ話すだろうと思ってたら
妙に落ち込んでるような･･･
なにか考え事してるようだ。
｢･･････おっつん｣
｢なんだね、兄者くん｣
｢なんだあれ｣
｢恋に悩める男子の図ですな｣
恋に悩む弟の姿か･･･。
面白くもなんともない･･･
早く付き合えよ！
ｰｰｰｰ
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作者名：そすんさー | 作成日時：2017年10月13日 22時
