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｢やっぱりAちゃんって鈍いんだ｣
｢これは手強いぞ｣
｢そうなんだよな･･･色々試したけど全然だめ｣
俺の涙ぐましい努力も暖簾に腕押し状態。
｢･････････｣
｢･･･おっつん、どうかしたか？｣
おついちさんが顎に手を当てて何か考え事をしてる。
｢いやー･･････、Aちゃんってさ、
他の奴ともそんな感じ？｣
｢そんな感じって？｣
｢弟者みたいに二人で放課後遊んだり、
休みの日にどっか行ったりしてる？｣
そういえば･･･
｢行ってないかも･･･
わかんないけどそういう話は聞かないな｣
俺の言葉を聞いて二人が少しニンマリした。
｢これはワンチャンあるかもな｣
｢あるかもだよ〜？案外もういい感じだったり？｣
｢いやいやいや、それはいきなり過ぎでしょ｣
そんな訳ない、Aいつもと態度変わんないし。
｢よーくAちゃんを観察してみたらいいかもね。｣
｢誰とよく話してんのかとか、集まったりした時に
誰の隣にいることが多いとか色々あるだろ｣
｢ふぅん、なるほどな。｣
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作者名：そすんさー | 作成日時：2017年10月13日 22時
