東京旅行《聖夜さんリク》 ページ15
マ「ん」
まほっちゃんは私から荷物をひったくるとリビングへさっさと向かってしまい、私は急いで後を追う。
そのとき隣で揺れる緑の影。
彼と会ったのは、彼がまだ髪の長いときが最後だったような。
『A美人さんになったよねぇ、何年ぶりだっけ?』
「…うわ〜〜〜!相馬さぁぁん!!」
相「アピィッ!!!」
「それ!年季入ってるね〜〜〜」
相「いや反応に困るわ!!笑」
私、相馬さんの奇声めっちゃ好きやねん。
ボイスキーホルダーとか売っとったら秒で買うもん。
『Aちゃんしっろ…』
相馬さんの後ろから私を凝視するへきほーが小さく呟く。
ええ、やっぱ清潔感増してるわぁ…
「へきほー、イケメンになったね」
へ「…普通に照れるやん!笑」
「えへへ」
『ちょっとちょっと!俺ら置いてかれてんねんけど!!』
「やってカイトこの前会ったやん〜」
カ「何やて!?この生意気小娘が!!笑」
バシバシって容赦なく背中を叩いてくる関西人、カイト。(敬称略)
出身が同じ関西地方だということもあり、この前初めて会ったのにも関わらずすぐに打ち解けることができた。
カイトすごい。関西すごい。
『Aちゃん初めまして、カワグチジンです』
「あー!たまに拝見してます!初めましてAです!」
ジ「たまにって言っちゃうんだ笑」
細めのデニムにシャツをIN(私が言うとどうしても超絶ダサい響きになっちゃう)、腕に彫られた数々のタトゥーは私の目を引く。
じゃあ行こうか、って優しく私の背中を押したジンくん。
私の中で勝手に描かれていた無口なイメージが音を立てて崩れ去っていくのが分かった。
リビングへ向かおうと1歩踏み出した瞬間、誰かが私たちの目の前に回り込んで大声を上げる。
『そんな無視されることある!?誰かツッコんでよ!』
「…よぉサグワぁ」
サ「A、会いに来んの遅い」
「なにそれ笑」
眉を顰めて不機嫌剥き出しのサグワに思わず笑ってしまいそうになる。
さらさらサグワがドレッドサグワになってるのは幻視じゃなかったということか。
マ「おせーぞお前らぁ!!」
「まほっちゃん荷物ありがと〜!」
相「ほんとにAちゃん可愛いわ…」
へ「さっきからそれしか言ってへんやん笑」
ジ「気持ち悪っ」
カ「Aが出てる動画毎回チェックしてるもんな」
サ「は?なら俺も負けてねぇし」
「怖いこの人達」
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むめ(プロフ) - 優さん» ありがとうございます(;▽;)嬉しいです(;▽;)更新めちゃくちゃゆっくりですが、どうぞお付き合いください(;▽;) (2019年1月2日 20時) (レス) id: 31725d356a (このIDを非表示/違反報告)
優 - めちゃくちゃ好みの作品です!更新頑張って下さい!応援してます! (2018年12月28日 14時) (レス) id: b364b26750 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - むめさん» 全然大丈夫です! (2018年9月9日 21時) (レス) id: d9dc425cfd (このIDを非表示/違反報告)
むめ(プロフ) - いちごみるくさん» リク了解しました!!ドラマとかそんな感じでも大丈夫でしょうか...??( ´艸`) (2018年9月9日 16時) (レス) id: 31725d356a (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - リクエストいいですか?てつやと2人で買い物に行って車が赤なのに突っ込んできて、てつやがひかれそうなところをたすけて代わりに引かれてしまう、そして記憶喪失になる的なのできますか?記憶はそのうち取り戻す的な感じで、お願いします! (2018年8月28日 20時) (レス) id: d9dc425cfd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むめ | 作成日時:2018年6月15日 1時