撮影 ページ30
「お、おはようございます…」
『あれ、Aちゃん早いね！じゃあ早速スタイリストさんとメイクさんのとこ行こう』
「はいっ」
遂に来てしまった。
たくさんの機材、広いスタジオ。
そうです、今日は雑誌の撮影なんです…。
別に私はメンバーでも何でもないんやけど、雑誌で少しだけ特集を組んで頂けることに。
いま、めちゃくちゃ緊張してます。
「よろしくお願いします！」
『わ、やっぱり肌白くて可愛い！よろしくね〜』
『早速だけど、これなんてどう？』
「なんかいつもと違う雰囲気で素敵です！」
『じゃあ着てみよう！』
━━
「えっと…どうですかね…？」
渡されたのは、白いタートルネックにデニムのショートパンツ、深い緑のロングカーディガンと灰色のスニーカー。
いつもトレーナーとか簡単な物しか着ない私には、こんなオシャレで女の子らしい服装は初めて。
ドキドキしながらスタイリストさんの前に出ると、スタイリストさんはすごい勢いで首を振りながら褒めてくれた。
『すごい似合ってる！Aちゃんやっぱり何でも似合う！』
「ありがとうございます…！」
『次はメイクだね！座って座って〜』
後ろからやってきたイケメンなメイクさんに促されて、椅子に座る。
なんか、自分の顔を鏡でまじまじ見るのも気持ち悪いなぁ。
『お友達さん達は今日のこと知ってるの？』
「いえ、言ってないです笑」
『言わなくてよかったの！？笑』
「大丈夫だと思います笑」
その後もメイクさんと談笑をしていると、いつの間にかメイクや髪のセットは終わっていた。
…えぇ、別人みたい。
私が女の子になってる。
「すごーい…」
『いやぁ、素材が良かった！結構メイクも薄めなんだけどね、すごい可愛いよ』
「ありがとうございます！！」
こんなことまでやってもらえて、もう感謝の念しかありません…。
でも、撮影ちゃんとできるかなぁ。
そんな不安を抱きつつ撮影するスタジオへ向かっていると、見覚えのある人影。
まさか、と思って目を凝らして見ると、向こうも私に気付いたみたいで。
「え」
『A、すげぇ可愛いじゃん！』
「まほっちゃん何でいんの！？」
マ「撮影上がり！Aも撮影？」
「そ、めっちゃ緊張すんの」
マ「頑張れよ！…あれ、あいつらは？」
「言ってない」
マ「うわ、怒られんじゃねぇの」
「…じゃないことを祈る」
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むめ(プロフ) - さほさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます( ；∀；)まだまだ頑張るのでよろしくお願いします！！( ；∀；) (2018年3月31日 13時) (
レス) id: 31725d356a (このIDを非表示/違反報告)
さほ(プロフ) - おもしろいしなんかキュンとするしですごく良いです！！(語彙力) 同じ小説を作る者としてもすごく尊敬します(；；) (2018年3月31日 12時) (レス) id: 23ae1cebf1 (このIDを非表示/違反報告)
むめ(プロフ) - 咲夢さん» 返信遅くなっちゃって申し訳ないです｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ 私もこの作品書きながら、「やべぇ書き終わるまで寝れねぇwww」ってなってました笑 これからもどうぞ駄作者をよろしくお願いします(*´ω｀*) (2018年3月26日 1時) (レス) id: 31725d356a (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - むめさん» こちらこそ楽しませていただきました、、お疲れ様でした！ (2018年3月11日 20時) (レス) id: 260c83828d (このIDを非表示/違反報告)
咲夢(プロフ) - めちゃくちゃ楽しまさせてもらいました！投稿される度に「あ､キター！」ってなってましたw4章(？)が始まったくらいに読み始めたのですが､「あ､これ寝れんわ」ってなってました！他の作品も頑張ってください！ (2018年3月11日 18時) (レス) id: e6df225607 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むめ | 作成日時：2018年1月14日 17時
