寝返り《咲夢さんリク》 ページ13
「りょうくんりょうくん、これどう？」
り「ん？あー、ん……なにこれ、めっちゃおいしい！」
「初めてりんごジャム作ってみたんよ！」
り「すごいじゃん！美味しい！」
「てっちゃんもいる？」
て「食う、食う！」
ジャムをもう1度皿に取り分けててっちゃんに渡す。
てっちゃんは皿を受け取ると、私を二度見した。
いや、すごい顔。
「なに？」
て「俺にはあーんしてくれんの？」
り「てつや、子供じゃないんだから」
さっきまでキラキラおめめだったてっちゃんが肩を落として私に擦り寄ってくる。
て「減るもんじゃないやん？」
私を見上げ、ちょこんと首を傾げたてっちゃん。
わぁ、めっちゃキュンキュンするわぁ。(棒)
「りょうくん、こいつ女子ウケ狙ってます」
り「Aは引っかからないよ、てつや」
て「あーんしてよ！あーんって！」
私とりょうくんが呆れていると、編集途中のパソコンを閉じ、終いには床の上で暴れ始めた。
「てっちゃん落ち着いてって」
り「Aに嫌われちゃうよー、ね、A」
て「あーんしてえ！」
「もー！わかったわかった！」
ソファに置かれたジャムの乗った皿を取って、小さなスプーンでジャムをてっちゃんの口元に運ぶ。
てっちゃんはそれに反応し、ぴたっと動きを止めて私の方に向き直った。
「あーん」
て「ん…わ、この味俺めっちゃ好きなやつ」
「ん、良かった」
もう1度残りのジャムをあーんしてあげようとスプーンを持つと、てっちゃんはそれを奪ってにこにこしながら私の口元へ運ぶ。
て「お返し」
「うん、ありがと」
て「…あ、」
「貴様」
てっちゃんの手がわざとらしくブレて、りんごジャムは的を外して私の口の横についてしまった。
ティッシュに手を伸ばそうとするも、てっちゃんに腕を掴まれてティッシュに手は届かない。
「…ねぇ」
て「ちょっとやってみたかったの」
てっちゃんは目を輝かせながら私の口元に付いたりんごジャムを指ですくって、自分の口に入れた。
突然の出来事にただただ呆然としていると、てっちゃんは満足そうに微笑んで私に耳打ち。
て「たまにはさ、俺に寝返ってみん？」
「…調子乗んな」
り「てつや？」
て「…ひぃっ！」
その直後、てっちゃんはりょうくんにお説教をされましたとさ。
…あのときのてっちゃんちょっとかっこよかった、なんて言えるはずありません。
とにかく自慢しまくれ！自分プレゼン大会！！！《若さんリク》→←僕だって【虫眼鏡side】《カルメさんリク》
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むめ(プロフ) - さほさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます( ；∀；)まだまだ頑張るのでよろしくお願いします！！( ；∀；) (2018年3月31日 13時) (
レス) id: 31725d356a (このIDを非表示/違反報告)
さほ(プロフ) - おもしろいしなんかキュンとするしですごく良いです！！(語彙力) 同じ小説を作る者としてもすごく尊敬します(；；) (2018年3月31日 12時) (レス) id: 23ae1cebf1 (このIDを非表示/違反報告)
むめ(プロフ) - 咲夢さん» 返信遅くなっちゃって申し訳ないです｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ 私もこの作品書きながら、「やべぇ書き終わるまで寝れねぇwww」ってなってました笑 これからもどうぞ駄作者をよろしくお願いします(*´ω｀*) (2018年3月26日 1時) (レス) id: 31725d356a (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - むめさん» こちらこそ楽しませていただきました、、お疲れ様でした！ (2018年3月11日 20時) (レス) id: 260c83828d (このIDを非表示/違反報告)
咲夢(プロフ) - めちゃくちゃ楽しまさせてもらいました！投稿される度に「あ､キター！」ってなってましたw4章(？)が始まったくらいに読み始めたのですが､「あ､これ寝れんわ」ってなってました！他の作品も頑張ってください！ (2018年3月11日 18時) (レス) id: e6df225607 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むめ | 作成日時：2018年1月14日 17時
