YouTuberの友達です。【東海オンエア】

お家 ページ3

「お邪魔します」



「おー！来たか」



「来ましたよー。課題終わってないのに」



「机あるよ」



「えー。やりたくない、ゲームしよー」



だらだらーっと会話しながら異様な臭いが充満する廊下を抜けて部屋に出ると、見慣れた人影。



「お、虫くんとりょうくんととしくん」



「お久しぶりです」



「Aじゃん、やっほー」



「また男らしくなっとる！」



「としくんうるさ」



「ごめんって笑」



ちっさいの、おっきいの、うるさいの。



このゆるーい雰囲気めちゃ落ち着く。



「Aまた背伸びた？」



膝の上に乗せてたパソコンを机に下ろして、身長伸びたねーって背比べする虫くん。



さりげなくあざといね、この人は。



「としみつ狭いから寄って〜」



何も言ってないのに自然と座る場所を作ってくれるバカイケメンなりょうくん。



なぜ彼女いないんだ…。



「なぁA久々にキャッチボールしにいかん？」



いつの間にか手にはグローブをはめて、少年みたいな笑顔でこちらを見つめるとしくん。



野球をすると若返るな。



「おーい、わしのこと見えてる？」



構ってもらえなくてか、不機嫌そうな顔で覗き込んできたてっちゃん。



相変わらず唇は生き生きしてるね。



「なんか懐かしい」



「A学校忙しいからなー」



「そんなことない、部活週一やで？」



「え、じゃあもっと来てよ」



「邪魔やん？」



「それならてつやじゃなくて俺の家ならどう？笑」



「りょうくんちはあり」



「キャッチボールしよ」



「わし1人寂しい」



「僕がいるじゃん」



「お前はいいわ」



「てっちゃんひどい」



「ねえキャッチボールしようて」



「りょうくんじゃんけんしよ」



「わかった、俺グーしか出さんからね笑」



「それ1番迷うやつやん！」



「キャッチボール…」

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