【Im～イム～】白翼の乙女《第6章》 (ページ8)

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199話ページ8

陽乃芽side

先生、病気で学校を辞めたって聞いたけど元気そうで良かった。

竜のこともよかったね、イム。

そんなことを思いながら、話を聞いてると兄さんが出てきた。

あれ？先生とコンスさんの雰囲気が……。

コンスさんの雰囲気はすぐに戻ったけど、先生のは変わらない。

ダッ

え？

ヒュン

バシッ

ええ？

先生はいつのまにか氷の刀を持って、兄さんに振りかぶって
兄さんはそれを真剣白刃取りをして防いだみたい。

見たいって言うのは、兄さんが真剣白刃取りをしているところしか見えなかったから。

桐谷「オイオイ、実の兄貴に向かってこれは物騒じゃないか…？」
((((名前1))))「心当たりがねぇとは言わせねぞ、悪魔王。」

へ？悪魔王⁇
兄さんが⁇

コンスさんがそっと耳打ちしてくれた。

コンス「彼、羽羽方さんと会う8年前まではかつてのイムホテプと同じ最高位神官で通例として神の名を貰って偽名を名乗るんですよ。その時の名がルシフェル。
　エジプト神話に全然関係ない上に、悪魔の頂点に立つ者の名を名乗ってたんですよ。
　ついた渾名が悪魔王。カーは太陽神なのに…(笑)」

悪魔の頂点…(汗)。

コンス「まぁでも、ルシフェルは元々“光をもたらす者”、“曙の子”、“明けの明星”なんて言う意味らしいですけどね。」

へー。

イム(曙の子…か…。)